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カナダ留学にはシェアハウス?メリットやデメリットを解説!

カナダ留学をする際、少しカナダに慣れてきたところでシェアハウスに住み始める留学生は多いです。また、物件を日本で決め、渡航初日からシェアハウスに住み始める人もいます。

 

今回は、カナダ留学でシェアハウスをする際のメリット・デメリットを中心に、どのようにすればシェアハウスで快適に住めるのかコツを紹介します。カナダ留学でシェアハウスに住むことを視野に入れている人はぜひ参考にしてみてください。

シェアハウスとは

シェアハウスの種類

Point

ルームシェア:2人で同居

ドミトリー:2段ベッドが複数

マスタールーム:部屋にバス・トイレあり

ベースメント:地下

デン:小部屋

ソラリウム:窓ガラスで囲われている

シェアハウスには様々な種類があります。基本的にはリビングやバス・トイレ、キッチンは共用で使い、ベッドルームが個人スペースとなります。

 

家賃を抑えたい人は2人で同じ部屋を使うルームシェアタイプに住んだり、2段ベッドがいくつか置かれているドミトリータイプに住んだりする人もいます。

 

部屋の中にバス・トイレがある「マスタールーム」もありますが、家賃は他のタイプに比べると高くなります。

 

カナダでよく見られるのは「ベースメント」という、半地下や地下の部屋を借りるものです。窓がないので暗いですが家賃は抑えられます。

 

他にも、とにかく家賃を抑えたい、寝るスペースだけあれば十分という人には書斎部屋の「デン」や窓ガラスで一面囲まれている「ソラリウム」もあります。

カナダのシェアハウス事情

カナダではトロントやバンクーバーなどの都会を中心に、若者はシェアハウスで住むことが一般的となっています。

 

通勤時間を減らしたい、ダウンタウンの近くに住みたいなどの理由から入居する人が多く、ハウスメイトがカナディアンだという場合も少なくありません。

 

日本では仲介業者が契約や内見をしてくれますが、カナダではほとんど仲介業者は見られません。基本的にはオーナーと直接連絡を取り合い、困ったことがあればオーナーに相談するシステムです。

 

手数料が発生しないので家賃が抑えられ、オーナーも家賃が全て手取りになります。また、手続きがシンプルなので初めてカナダに住む人もハードルは高くありませんが、全て自己責任になる点は要注意です。

シェアハウスの探し方


カナダでシェアハウスを探す際、インターネットで希望の物件を見つけ、オーナーに連絡を取って内見をし、気に入れば半月~1ヶ月分の家賃をデポジットとして預けて契約するという流れになります。

 

シェアハウスを探す際によく使われるサイトは、日本語の「e-Maple」や現地サイトの「kijiji」「craigslist」です。

 

日本語サイトの場合、入居者を日本人に限定しているところやオーナーが日系人であることが多いため、自分が住みたい環境や英語力に合わせてサイトを選びましょう。

 

また、仲良くなった友達が帰国する際に物件を紹介してもらえたり、同じオーナーの別の物件を紹介してもらえたりすることも多いです。

カナダのシェアハウス費用

1か月あたりのシェアハウス費用は4~8万円

Point

ダウンタウン:5~8万円/月

郊外:4万円/月

1ヶ月のシェアハウスで払う家賃は、住むエリアによって大きく異なります。

 

ダウンタウンの中心地になればシェアハウスであっても650~980カナダドル(およそ5万4千円~8万2千円)するところが多く、郊外になれば4万円以下でマスタールームが借りられることもあります。

 

これはあくまで目安であり、タイミング次第でダウンタウンであっても5万円以下で借りられることもあります。早めに部屋探しをし、焦って部屋を決めることがないようにしましょう。

シェアハウス費に含まれているもの

シェアハウスで暮らす場合、家賃に含まれているのは光熱費、水道代、家具家電となります。物件によっては、これにインターネット代や洗濯代(洗濯、乾燥)も含まれていることが少なくありません。

 

家賃に生活費のほとんどが含まれているため、1ヶ月分の収支を把握しやすいことも特徴です。共用スペースの管理については物件によって異なり、オーナーが定期的に掃除してくれるところもありますが、当番制で入居者が掃除するシステムになっているところも多いです。

シェアハウス費に含まれていないもの

ホームステイと大きく異なるのは、費用に食費が含まれていない点です。シェアハウスでは共用のキッチンで自炊となるため、食材や調味料は自分で買う必要があります。

 

また、ご飯が食べたいという時に、日本人専用の物件でなければ炊飯器が無く、炊飯器を自分で買わなくてはいけないこともあります。

 

このように自分だけが使う家電に関しては、物件に置いていなければ自分の財布からお金を出すことになります。その他には、トイレットペーパーや石鹸類といった生活用品も買い足す必要があります。

留学生が語る!カナダ留学の生活費と物価の実際と節約方法!

カナダ留学におけるシェアハウスの4つのメリット

①住むエリアを自分で決められる

ホームステイの場合、エージェントを通す場合は特に自分の住むエリアを指定することはできません。学校からホームステイ先が遠いからと言って変えることもできないため、どの地域に住むのかは運次第です。一方、シェアハウスの場合は物件探しの時点で住みたいエリアを選択することができます。ダウンタウンに住めば家賃は郊外よりも高くなりますが、交通費が抑えられるためトータルコストが抑えられることは少なくありません。また、利便性の面からも多少家賃が高くても中心部に近いところに住むメリットはあります。

カナダ留学にはホームステイがおすすめ?メリットやデメリットを解説!

②安く住め、節約が可能

シェアハウスは一般的なホームステイよりも安く住むことができます。また、完全なプライベート空間ではありませんが、1人暮らしと比べると家賃は半額以下ということも多いです。

 

カナダのダウンタウンの地価は年々高くなっているため、働いている人でもダウンタウンに1人暮らしするのは難しいと言われています。しかしシェアハウスであれば、それが可能になります。

 

また、食費が費用に含まれていない分、自分が好きなものを食べられたり節約できたりする点も大きなメリットと言えます。

③家でも英語を話せる環境

シェアハウスは日本人専用の物件ではない場合、多国籍環境となります。ホームステイではお世話をしてくれる家族がいるため受け身でも暮らせますが、シェアハウスの場合は自分で自分のことをしなくてはいけないため、自分から話さなくてはなりません。

 

そこから学べる経験は大きく、シェアハウスに移ってからの方が英語を話せるようになったという人は多いです。また、プライベートの部屋もあるため、英語を話したくない気分の時は自分の部屋で過ごすことができ、英語を常に話すことを強要されないというメリットもあります。

④ハウスルールは緩い

ホームステイの場合、その家族のハウスルールを守らなくてはいけません。そのため、ホストファミリーによっては、門限が決められるなど細かく制限されることも多いです。

 

それに比べてシェアハウスはハウスルールが緩いことが特徴です。自分の生活リズムに合わせて自由に過ごせるため、ストレスが溜まりにくいです。

 

一般的に日本人専用の物件は細かくルールが決められていますが、それは皆が快適に過ごすためなので、ルールはある程度あるハウスの方がいいという意見もあります。

カナダ留学におけるシェアハウスの4つのデメリット

①日本人と住むと英語を話さない

日本人と一緒に暮らす場合、育ってきた環境がほとんど同じであり、同じ文化の中で暮らしてきたため楽です。水回りは綺麗に使う、騒ぎすぎない、常識内の時間で共用スペースを使用するなど決まりが無くても、実行する人が多いでしょう。その一方で日本語が通じるからこそ英語を話さなくなってしまうというデメリットもあります。

 

カナダで働いている場合は家にいる時くらい日本語を使いたいとシェアハウスに住む人もいますが、留学の場合は少しでも英語の環境にすることが英語力アップへの近道となります。自分にとって楽な環境ではなく、英語力が伸ばせる環境を選びましょう。

②家事を自分でしなくてはいけない

ホームステイと違い、家事は自分でする必要があります。どれだけ疲れていても誰も食事を用意してくれることはありません。慣れない環境の中でスーパーに買い物に行き、掃除や洗濯をし、料理もするというのは想像以上に時間がかかり、疲れることでもあります。

 

特に今まで実家暮らしをしていて親に家事をしてもらっていた人にとっては、日本で一人暮らしを始める以上に驚きの連続でしょう。しかし、それも経験となります。異文化の中でも家事をこなせたという自信が、今後どの国でも生きていける自信に繋がるでしょう。

③細かいストレスがたまる

シェアハウスは共用スペースを他人と一緒に使うため、細かいストレスがたまります。神経質な人は特に細かいところが気になるため、シェアハウスには向いていないかもしれません。

 

周りの人がうるさい、リビングでパーティーをしている、生活音が大きい、水回りが汚いなどストレスとなる原因はたくさんあります。そしてそれは住み始めてからでないと、ハウスメイトがどのように暮らしているのかは分かりません。

 

しかし、シェアハウスをすることで異文化に触れられ、他の文化へ寛容的になれたという意見もあります。

④当番制でも何もしない人がいる

オーナーが一緒に住んでいたり近くに住んでいたりしない限り、共用スペースの掃除は入居している人が当番制となって行うことが多いです。日本人は綺麗好きな人が多く、ルールがあれば守る人も多いですが、世界的に見るとこの国民性は稀です。

 

たとえ当番制になっていても、翌週の担当者が綺麗にするだろうと1週間なにもしないで平気で過ごす人も少なくありません。結局当番制とは言いつつも、日本人だけが掃除をするため、1ヶ月に1回しか綺麗にならない、誰もお礼すら言ってくれないということが起こります。

 

このあたりもシェアハウスが向いている人と向いていない人がはっきり分かれます。

カナダ留学におけるシェアハウス成功の鍵4箇条

①貴重品の管理を徹底する

プライベートの部屋は鍵付きになっており、他の人が入れないようにセキュリティ対策をしていることも多いです。しかし、ハウスメイトを信用しすぎないこともポイントになります。

 

部屋の中であっても必ず貴重品は鍵付きのセキュリティボックスに入れ、万が一人が入って来ても盗られない工夫をしましょう。特にルームシェアやドミトリータイプの場合はプライベートがほとんどないため、お金や通帳などの貴重品がその辺に置かれていたら、昔からの友人であっても出来心で盗まれてしまうケースもあります。

 

盗む犯人がもちろん1番悪いですが、盗まれないようにするのも責任のうちの1つです。

②部屋を決める前に細かくチェックする

部屋を決める際、気になるのが家賃や部屋の綺麗さでしょう。しかし、それだけで部屋を決めてしまっては失敗する可能性があります。

 

内見にはオーナーが同行してくれるため、細かい点も確認しましょう。デポジットは返金されるのか、掃除はどのようなシステムか、住んでいる人はどんな人か、暖房・冷房設備は整っているか、Wi-Fiは強いかなど自分が住むうえで無いと不便に感じるものは全て質問し、疑問を無くしておくことが重要です。

 

特に部屋探しを焦っていない場合は、すぐに決めてしまうのではなく、他の物件と比較して自分の中で条件をいくつか出しておくと良い物件を決められるでしょう。

③文化の違いに寛容になる

日本人としては常識外れの行動や生活態度でも、他の国ではそれが当たり前であることも少なくありません。たとえ外国人の友人がたくさんいる場合でも、一緒に住んで初めて分かる面も多くあります。

 

そのため、「日本ではこうだから」という考えを押し付けないこと、文化の違いに寛容になることがシェアハウスで快適に暮らすための秘訣です。日本の文化も海外から見ると変だと感じるものがあり、お互い様です。

 

どちらかが間違っているわけではなく、育ってきた環境や文化が大きく異なるだけです。そのため、「こんなこともあるよね」くらいで寛容に考えましょう。むしろその違いを楽しめるかどうかが分かれ道になります。

④他人に多くを求めない

他人、特に外国人と一緒に暮らすということは想像以上に難しいです。相手のことを知らないまま入居するため、イメージしていたハウスメイトとの暮らしができないということもあります。

 

シェアハウスで重要なのは他人に多くを求めないということです。最初から期待せず、自分が快適に暮らすことを考えましょう。誰かが掃除をしてくれるだろう、誰かが話しかけてくれて仲間に入れてくれるだろうと考えるのではなく、自分がこうしたいということは自分から行動する必要があります。

まとめ

今回はカナダ留学でシェアハウスをすることのメリット・デメリットを紹介しました。ホームステイや1人暮らしと比べて安く暮らせ、多国籍の環境になりやすい一方で他人との生活がストレスに感じる人もいます。

 

シェアハウスが向いている人・向いていない人がいるため、自分はシェアハウスに向いている!という人はぜひ今からでも物件をサイトでチェックしてみてください。

 

そうすることで具体的に想像ができ、カナダ留学中にどのような滞在方法をするのかが決めやすくなるでしょう。

須栗和花

「海外で生活してみたい」「旅行学を学んでみたい」と強く思い、高校卒業後から海外進学をしました。留学先では、10週間語学学校で英語を勉強し、その後カレッジでBachelor of Tourism and Hospitality Managementを取得しました。

カウンセラーに質問

よく分かる!観光ビザでカナダ留学する方法と『eTA』申請マニュアル


カナダ留学をする際、取得するビザの種類は様々です。カナダ国内でアルバイトをする、インターンシップをする、〇ヶ月滞在するなど人によって事情は異なるため、留学の際は違法滞在とならないよう取得するビザの種類には要注意です。

 

今回は観光ビザでカナダ留学をする方法や、カナダ入国に欠かせないeTAの申請方法について詳しく紹介します。カナダ留学を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

カナダは観光ビザで留学できる?

そもそもビザって何?

ビザは査証と呼ばれることもあります。自国民以外の人が、その国に入国するのに差し支えないことを証明するものであり、入国許可を受けるための申請書類となっていることもあります。

 

国によってビザを免除しており、パスポートのみで入国できるところもありますが、在留許可とは異なるので気を付けましょう。滞在目的や滞在期間によって申請書類の種類や審査の厳しさは異なります。

 

本来の目的とは異なるビザを取得して滞在していることが判明した場合、強制帰国となることもあるようです。ビザの審査や発行は、基本的にその国の在留大使館や領事館で行われます。

 

日本のパスポート保持者は約190ヵ国に査証免除が認められており、世界で最も多くの国にビザなしで入国できます。

カナダ観光ビザでできること

カナダ観光ビザの主な目的は観光です。その他には、6ヶ月以内の就学ができ、語学学校で英語を学ぶこともできます。

 

6か月以内の滞在期間であれば、観光ビザのみで滞在することができますが、入国審査官によって条件を満たさないと判断されると、滞在期間を短くされたり入国拒否されたりする例もあるようです。

 

往復の航空券や海外保険の証明書の提出が求められるため、しっかりと用意していく必要があります。日本人はビザが免除されているからといって、気を抜かないようにしましょう。

 

特に6ヶ月ギリギリの滞在となると、多くの質問をされ、資金の証明が必要なるケースが多いです。

カナダ観光ビザでできないこと

観光ビザでは6か月の滞在が許可されていますが、カナダでは観光ビザでできないことももちろんあります。主なものとしては就労が禁止されていることです。

 

お金を稼ぐ活動は全て禁止されており、観光ビザで入国するのであれば、滞在期間中に十分なお金を持っている必要があります。また、無給のものでもボランティアに参加することは許可されていません

 

非営利団体のボランティアに数回参加する程度であれば問題はありませんが、定期的にボランティアに参加していると、裏で給料をもらっていると疑いがかけられます。最悪の場合は、不法就労として強制退去となることもあるようです。

カナダ観光ビザで通える学校

観光ビザを持っていて就学する場合、通える学校の種類は語学学校に限られています。滞在期間が6ヶ月以内であっても、専門学校や大学に通う場合は学生ビザを取得する必要があります。

 

学生ビザは入学許可証さえあれば取得は難しくありません。特に、インターンシップへの参加は観光ビザではできないので気を付けましょう。

 

観光ビザから学生ビザに変えることはできますが、日本に一時帰国したりニューヨークのカナダビザオフィスを訪れたりする必要があるのでおすすめできません。

 

カナダに渡航する時点で、半年以上学校に通うことが決まっている場合は、始めから学生ビザを取得した方がビザ更新の際も楽になります。

カナダ留学にはどのビザが最適?ビザの違いと取得方法【比較表付】

カナダ観光ビザは延長ができる

観光目的でカナダに入国し、6ヶ月以上滞在したいという場合には、観光ビザを延長することができます。ただし、入国から半年はビザが免除される日本人であっても、それ以上の期間の観光ビザは申請が必須となっているので気を付けましょう。

 

移民局のウェブサイトにアクセスし、申請書と必要書類をオンラインまたは郵送で提出し、100カナダドルの申請費用を支払います。

 

許可が下りれば観光ビザが郵送で届きます。観光ビザの場合は、最長6か月間滞在期間の延長が認められていますが、観光ビザはカナダ国内で働けないことから、特に資金の面で申請が拒否されることも多くなっています。

 

観光ビザの有効期限が切れる1か月前までには申請しましょう。

カナダの観光ビザは入国時に自動付与

日本人は観光ビザの申請は必要無い

カナダに訪れる外国人は、カナダに長期滞在している人を除いて、入国前に入国審査を受ける必要があります。カナダに入国しても問題がない人かどうかを審査官が書類や犯罪履歴を元に判断します。

 

そして、カナダに入国する資格があることを示すビザを持っていることが求められます。事前に領事館や大使館でビザを申請し、取得しておいたものを提出するのです。

 

しかし、日本人への観光目的のビザは免除されているため、入国審査時に何も問題がなければ自動的にカナダでの観光ビザが手に入ります。

 

出国前の数か月前から観光ビザを事前申請する必要がなく、ビザ申請費もかからないのでカナダに行くハードルが下がることでしょう。

観光ビザ取得の条件

日本人=入国に問題ない、というわけではありません。観光ビザが入国時に取得できるには条件を満たす必要があります。

 

まず、渡航目的が「観光、知人・親族訪問、商談、会議出席、学会発表、市場調査、契約締結、通過、外交・公用」に限られています。

 

また、最長6ヶ月滞在で、滞在許可日数は入国審査官が判断します。パスポートの残存期間が滞在期間+1日残っている必要があります。

 

復路の航空券を所有していることも条件に書かれています。また、入国審査官によっては財産の証明を求められることもあるので、銀行の残高証明書を持っておいた方が安心です。

カナダに未成年が渡航する場合

カナダでは18歳未満は未成年者として扱われます。その場合、カナダ移民・難民保護法が適用となり、入国審査がより綿密に行われます。父親・母親と共に渡航する場合は問題ありません。

 

ただし、1人で渡航する場合やどちらかの親としか渡航しない場合は、親の署名が入った渡航同意書(英語かフランス語)・出生証明書/戸籍謄本・同行しない親のパスポートコピーが必要となります。

 

親以外の成人と一緒に渡航する場合も上記のものが必要です。

カナダ入国時にはeTA申請が必要

eTAとは?

eTAとは、「電子渡航認証」のことです。2016年3月15日から導入された制度で、日本もeTA取得の対象国となっています。日本人は事前にビザの取得が必須となっていないため、渡航者のパスポート情報を事前に把握できないためです。

 

eTAを取得していない状態では、日本からの飛行機に搭乗できない場合もあるので気を付けましょう。eTAの申請はオンラインでできるため難しくありませんが、手続き完了後に情報を変更することはできません。

eTAは海路や陸路で入国する際は不要

カナダ留学のために渡航する場合、日本からカナダに行くには飛行機で行く方法しかありません。航空会社によってはeTAを空港でのチェックイン時に確認しているところもあります。

 

しかしカナダ留学前にアメリカなどに寄っており、海路や陸路でカナダに入国する場合は必要ありません

 

不安な場合は留学エージェントなどで、eTAの申請ができるか確認しておくといいです。

 

eTAの有効期間は5年間またはパスポートの残存期間です。過去5年以内にカナダに渡航しており、パスポートも変えていない場合はeTAの有効期限内なので再度申請する必要はありません

eTAの申請方法

eTA申請の必要書類

eTA申請はとても簡単です。用意するものは、たった3つです。カナダ滞在期間+1日以上の残存期間があるパスポート・メールアドレス・クレジットカードです。

 

特にメールアドレスは、eTA申請完了の連絡や認証結果、申請番号などが送られてくるため、正確に記入する必要があります。迷惑メールにメールが行き、気づかないことがないように、事前にカナダ政府のメールアドレス(@cic.gc.ca)をセーフリストに入れておきましょう。

eTA申請マニュアル

以下で、画像付きにてeTAの申請手順を説明します。申請ページはもちろん英語ですが、和訳を付けていますのでこの手順通りに申請を進めれば問題ないかと思います。

①eTA申請ページを開く

まずカナダ政府のサイトからeTA申請のページに飛びます。注意点や説明の後、ページの左下に申請ボタンがあるのでクリックします。

eTA申請のページ

②フランスかベネズエラのパスポートがあるか


最初の質問は「フランスかベネズエラのパスポートを持っていますか?」です。持っていなければNo、持っていればYesを選択します。

③代理申請か


すると次に「代理でこの申請業務をしていますか?」とあるため、本人であればNo、代理人の場合はYesを選択します。

④渡航文書は?


次に「渡航文書は何?」という質問があるため、パスポートを選択してパスポートコードはJPN、国籍はJapanを選択します。

⑤パスポート情報

その次はパスポート情報の入力となります。パスポート番号・苗字・名前・生年月日・性別を間違えないように入力します。

⑥出生国など

続いて、生まれた国・生まれた市町村・パスポート発行日・パスポート有効期限を入力します。

⑦婚姻状況


「二重国籍ですか?」という質問は、多くの日本人がNoという回答でしょう。次に婚姻などの個人情報の入力です。自身の婚姻状況に当てはまるものを選択しましょう。独身であればsingle、結婚していればmarriedとなります。

 

次に「過去にeTA、就労ビザ、学生ビザに申請したことがありますか?」とあるので、初めての申請であればNo、過去に申請した場合にはUCI番号を入力します。

⑧職業


そして職業選択です。職種を選択し、職業の選択・会社名・所属先がある国と市町村・仕事を開始した年を選択します。

 

「Student」を選んだ方は学校の情報を記入することになるなど、職種によって入力欄が変化します。

⑨メールアドレスなど


その次に、連絡を受け取る言語(英語またはフランス語)を選択してメールアドレスを入力します。

⑩住所


そして個人情報の入力です。住所を記入しますが、英語のため、マンション名や部屋番号から始まり、最後に国名と順番が反対なので気を付けましょう。次に旅行の情報を入力します。

⑪渡航日

「渡航日は決まっていますか?」とあるため、決まっていればYesを選んでカナダ行きの飛行機の日程と出発時間を入力します。

⑫バックグラウンド


質問の最後にはバックグラウンドに関する質問があります。

 

「今までカナダや他の国でビザや入国許可の申請を拒否された、または退去を命じられたことはありますか?」、「どこかの国で犯罪行為、逮捕される、有罪判決を受けた事がありますか?」、「過去2年間で結核と診断される、結核患者と接触がありますか?」とあるため、当てはまらなければNoを選択します。

⑬同意と電子署名


最後に個人情報提供への同意にチェックを入れ、フルネームをパスポート名通りに入力して支払いに進みます。

eTA申請費用の支払い

全ての個人情報を入力し、質問に答えたら「Proceed to Payment」をクリックして支払いへと進みます。eTAの申請は7カナダドルなので、確認ができたら「Transmit and Pay」をクリックします。


クレジットカード情報の入力画面になり、クレジットカードの種類・カードの名義人・カード番号、カードの有効期限・セキュリティー番号を順番に入力しましょう。

 

緑のボタンの「Process Transaction」をクリックすると、支払いが完了となります。

eTAの確認方法


eTAの申請が完了すると、すぐに申請完了のメールが届きます。申請結果はすぐに送られてくる場合と数日後に送られてくる場合があります。

 

申請状況を確認する場合は、サイトにアクセスし、eTA申請番号・姓名・パスポート番号・パスポート発行国・パスポート発行日・パスポートの有効期限を入力し、「Check application status」をクリックします。

 

「Confirmation of receipt of eTA application」は認証保留、「Request for documents」は追加書類の請求、「eTA approved」はeTA承認となります。

 

申請から72時間以内に何もメールが届かない場合は、メールアドレスが間違えている可能性があるので問い合わせましょう。

eTA確認ページ

観光ビザでのカナダ留学が向いている人

では最後に、観光ビザでのカナダ留学が向いている人を紹介します。

  • 6ヶ月以内で語学学校に通う人
  • 観光をメインで滞在したい人
  • 働かなくても十分な資金がある人
  • カナダ国内からワーホリ申請をする人

まとめ

今回は、観光ビザを使ってカナダ留学をする方法、観光ビザの取得方法や条件、eTAの申請方法について詳しく紹介しました。

 

eTA申請は英語だけなので、「英語を勉強しにカナダに行くのに、今の時点では全然英語が分からない!」とパニックになる人もいるでしょう。eTA取得は決して英語力をはかるテストではありません。

 

どうしても自分で取得が無理だと感じたら、代理業者に申請を頼むこともできます。自身で申請する場合は、後から訂正ができないので入力に間違いがないか確認しましょう。

 

ラララカナダではお客様のビザサポートも実施しております。カナダ留学ついてのご相談がある方はお気軽にお問い合わせください。

永井将馬

ワーキングホリデービザで渡航し、ユニクロでアルバイトを経験。アメリカでの語学留学の経験もありますので、アメリカとの違いもお話できます。

カウンセラーに質問

カナダ留学が人気の理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

いま一番伸びてる留学先はカナダだと言われています。カナダ留学を多くの人が選ぶ理由とはなんなのでしょうか?

 

寒いイメージのあるカナダですが、西側のバンクーバーなどは雪が積もるのは年に数回であり、札幌よりは暖かいのが実情です。

 

また、オーストラリアに比べると訛りのなりきれいな英語を学べる点が魅力的です。

 

そんなカナダ留学の9つのメリット5つのデメリットをご紹介します。ぜひご覧ください。

カナダの基本情報

カナダの面積と人口

北米大陸に位置するカナダは、日本の26倍もの面積の国土を持つ広大な国です。世界でロシアに次いで2番目に大きい国でもあります。一方の人口は、約3,500万人ほど。人口1億3,000万人近い日本と比べて、どれほど広大かがイメージできることと思います。

カナダの主要都市

広大な国カナダには、各地にさまざまな都市が存在します。バンクーバーやトロントがとくに有名ですが、他にも個性的な都市がたくさんあるので、主要なものを見てみましょう。

バンクーバー


まず、カナダといえば西海岸のバンクーバーです。「世界でもっとも住みやすい街」ランキングでも常に上位にランクインするほど人気の高い街でもあります。

 

カナダというとアラスカにも近く、雪のイメージがあるかもしれませんが、バンクーバーは年間を通じて温暖な気候で、雪もほとんど降ることがありません。そんな点も、留学生に人気なポイントなのでしょう。

 

バンクーバーは、発展した都市機能だけでなく、山や海などの大自然に囲まれ、人間と自然が調和した街です。リラックスしながら勉強に集中するにはとてもよい環境といえます。

バンクーバー留学が人気の理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

トロント


オンタリオ州の州都であるトロントは、カナダで最大の都市であり、人口約400万人が暮らしています。「人種のモザイク」とも呼ばれ、地元カナダ人だけでなく、韓国街・イタリア街・ギリシャ街・中華街など、各国からやってきたさまざまな人種の人々が独自の文化を持ち寄って共存しています。

 

高層ビルが立ち並ぶ街でもありますが、世界的に有名なナイアガラの滝に車で2時間程度で行けるなど、自然のレジャーも楽しむことができます。

トロント留学が人気の理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

ビクトリア


イギリス風の文化が色濃く残るビクトリアは、ブリティッシュコロンビア州の州都として知られています。温暖で過ごしやすい気候と、あちこちに色とりどりの花が咲いている美しさから、留学や観光に人気の地域です。くじらが見られるホエール・ウォッチングの名所でもあります。

ビクトリア留学が人気の理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

モントリオール


モントリオールは、カナダで2番目に大きな都市です。英語圏であるカナダの中にあって、フランス語が飛び交う不思議な街で、フランスのパリに次いで世界で2位のフランス語都市としても有名です。

 

開発によって発展したダウンタウンと、まるで中世ヨーロッパのような雰囲気が残る旧市街のコントラストが味わえます。地下鉄と市バスが張り巡らされ、移動がしやすい街でもあります。

モントリオール留学が人気な理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

オタワ


カナダの首都オタワは、国内第4位の大きさを誇る都市です。首都ということで、国会議事堂や国立美術館といった荘厳な建物が数多く点在する、見どころの多い街といえます。

 

市バスが発展しているため、通学をはじめ移動がとても便利です。トロントとモントリオールの中間にあり、どちらの街にも観光しやすい点も留学生に人気のポイントでしょう。

オタワ留学が人気な理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

カルガリー


西にロッキー山脈を望むカルガリーは、カナダの中でもとくに自然の存在感が大きい都市です。1988年の冬季オリンピックの開催地でもあり、壮大なスケールの建物があちこちに立ち並んでいます。大自然に囲まれ、落ち着いた雰囲気の中で勉強に集中したい方にはおすすめの街といえるでしょう。

カルガリー留学が人気の理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

カナダの物価

カナダの物価は、日本と同じか、やや高い程度の水準です。日本よりもとくに高いのは、外食の価格でしょう。レストランなどでの食事代自体の金額に加えて、チップの文化があるため、食事代の10〜20%のチップを渡す必要があるため出費がかさみます。レストランはランチでも1食1,000〜2,500円程度かかります。

 

自炊の場合の食材は、品目によって日本より高いもの・安いものが変わってきます。水やコーラなどはあまり変わりませんが、牛乳やマヨネーズなどの乳製品は少し高めです。なお、穀倉地帯が近いこともあってか、お米は10キロ1,000円弱と、とても安いです。

 

また、物価は地域によって異なってきます。観光客に人気があり、人口も多い大都市は基本的に物価が上がるもので、バンクーバーやトロントは他の都市よりも高いと考えるべきでしょう。バンクーバーは全体的に地価が高まっており、家賃のレートも上がっているため、留学を検討している方は家賃相場に注意しておく必要があります。

 

一方、ビクトリアやカルガリーなどは、比較的物価が安いといえます。といっても、同じカナダ国内ですから、そこまで大きな物価の違いはありません。少しでも物価の安い街にしようとして、語学学校が少なかったり中心地へのアクセスが悪い場所を選んでしまうと、留学の充実度が下がってしまう可能性もあるので、ご自身が何を基準に渡航先を決めるかをしっかり検討した上で見極めるようにしましょう。

留学生が語る!カナダ留学の生活費と物価の実際と節約方法!

カナダの時差

Point

バンクーバー:16時間

トロント:13時間

北米にあるカナダは、日本との時差が大きな国です。さらに、国土が東西に広がっており、カナダ国内でも各地で時差が出てきます。バンクーバーであれば、日本との時差は16時間です。日本のほうが早く、カナダが日本よりも16時間遅くなっています。トロントなら、日本との時差は13時間となります。

 

また、カナダ留学の際に注意したいのが「サマータイム」です。サマータイムは、日の出時間が早まる3月〜11月の期間に、時計の針を1時間進めて日照時間をより長く有効に使おうという施策です。

 

日本では馴染みがありませんが、欧州や米国で導入されています。サマータイムにおいて気をつけたいのは、サマータイムと通常時間がちょうど切り替わるタイミングで旅行や移動をする場合です。

 

切り替わりのタイミングで時計が1時間ズレることになるため、飛行機の搭乗に乗り遅れるといったことにもなりかねません。3月や11月に渡航や帰国など大きな移動を考えている方は、気をつけてくださいね。

カナダには6つの時間帯がある!主要12都市の日本との時差一覧。

カナダの気候

広大な国土を持つカナダでは、気候の区分もいくつかに分かれます。

 

例えば、バンクーバーやビクトリアなどの西海岸エリアは、年間を通して温暖で過ごしやすい気候です。真夏でも30度まで上がらず、冬も氷点下まで下がることがほとんどありません。日本とさほど変わらない感覚で過ごせるといえます。

 

一方、トロントやモントリオールなどがあるエリアは、夏は20度程度ですが、冬場はマイナスになって雪も多く降るなど、がらりと変わってきます。冬に滞在する場合は、防寒対策が必要な都市です。

 

また、カナダの気候の特徴として、朝晩の冷え込みが激しい点が挙げられます。暖かい日中は薄手の服装で過ごし、気温がグッと下がる朝晩にカーディガンやパーカーなど厚手のものを重ね着するのがおすすめです。

カナダの気候を都市別に比較!カナダ留学に適した都市は?

カナダの公用語

カナダは、英語とフランス語の2言語が公用語という珍しい国です。カナダではもともと、フランス語系移民と英語系移民がそれぞれ大きな勢力として存在したため、どちらにも配慮して2言語を公用語に定めたといわれています。

 

よって、カナダの人はみんな英語とフランス語の両方を話せる、ということではなく、地域によってどちらかがよく使われているということになります。

 

トロントやバンクーバーは英語圏の州で、ケベック州はフランス語、といった具合です。ですから、カナダに渡航するからといってフランス語が必ずしも必須というわけではなく、あくまで地域によるということを理解しておく必要があります。

日本からカナダへの移動

カナダへ渡航する場合、日本からの移動手段は飛行機です。各都市の移動時間は以下のとおりです。

  • 東京(成田・羽田)→バンクーバー:9時間
  • 大阪(関西)→バンクーバー:9.5時間
  • 東京(成田・羽田)→トロント:12時間
  • 東京(成田)→モントリオール:12時間

カナダのビザの種類

カナダへの渡航に必要なビザには、いくつか種類があります。留学の場合、語学学校に通うのであれば、就学期間が半年以内であれば観光ビザが必要になります。修学期間が半年以上になるのであれば、学生ビザとなります。

 

カナダはワーキングホリデーの渡航先としても人気ですが、ワーキングホリデービザは、半年以内の就学が認められています。逆にいえば、半年を超えて就学したい場合、学生ビザの申請をする必要が出てきます。

 

なお、飛行機でカナダへ渡航する際、eTA(電子渡航認証)の取得が義務づけられていますが、学生ビザもしくはワーキングホリデービザの方は、ビザ申請の時点でeTAも自動取得となるため、個別のeTA申請は不要です。

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カナダ留学が人気の理由3選

人気の理由(1)短期留学にも長期留学にもおすすめ

カナダ留学は、多様なニーズに対応した豊富な選択肢があることが大きな特徴です。初めての留学や、英語を基礎からしっかり学びたい人は、語学学校がたくさんあるので自身にぴったりの学校やコースが選べます。

 

英語をさらに磨きたい、専門的な勉強がしたいという方であれば、大学やコミュニティカレッジへの進学を検討することもできるでしょう。

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現地で仕事をしながら、英語や文化を学び、カナダの大自然を満喫したいといったニーズにも、1年間のワーキングホリデービザが用意されています。

 

つまり、比較的短い期間を使った短期留学でも、進学や就職を目指す長期渡航でも、ニーズに合った選択肢が見つかるのがカナダ留学の魅力といえます。

人気の理由(2)ワーキングホリデーがある

ワーキングホリデー制度は、18歳以上30歳以下の人が対象国に1年間滞在し、勉強や仕事をすることができる制度です。カナダは、オーストラリアなどと同じく、そのワーキングホリデーの対象国として、日本人に非常に人気があります。

 

ワーキングホリデービザの優れている点は、仕事をしながら長期滞在ができ、かつ最大6ヶ月ほど語学学校に通うことが許されていることです。

 

語学学校で英語を学ぶことができるので、英語力に自信がなくても、滞在の前半は学校で英語を鍛え、後半に仕事や観光に集中するといったメリハリのあるプランが立てられます。

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人気の理由(3)英語とフランス語の2カ国語留学が可能

カナダは英語圏として知られていますが、ケベックなど地域によってフランス語が公用語のエリアもあるため、英語だけでなくフランス語の習得を目指すこともできます。

 

2言語の習得を狙いたいという方は、ケベック州、とくに州内最大都市のモントリオール留学がおすすめです。モントリオールの人々は、フランス語はもちろん、英語もネイティブ同様に使うことができるため、この街で暮らせば自然と英語とフランス語の両方が耳に入ってくるはずです。

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カナダ留学の9つのメリット

メリット(1)語学学校の数が多い

留学先として、日本をはじめ世界中から学生が集まるカナダには、どの都市にも多くの語学学校があります。学校の種類が豊富なため、各校ごとコースや講師陣の充実を競っており、留学生の多様なニーズを満たそうと日々努力を重ねています。

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また、各都市とも留学生を迎え入れる環境ができているので、学校だけでなく、ホームステイ先やシェアハウス、学生寮など住む場所のバリエーションも多数あるところが留学生に嬉しいポイントです。

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メリット(2)費用を抑えて留学できる

英語圏の留学先としては、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどがありますが、カナダはその中でも学費が安いことで知られています。

 

物価が日本に比べてとくべつ安いというわけではないものの、他の国と比べると相対的に低い水準といえます。留学において費用をできるだけ抑えたいと考える方は多いですので、比較的リーズナブルに英語の語学留学ができるカナダの人気が高いのもうなずけますね。

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メリット(3)英語がきれい

語学留学の際に忘れてはいけないのが、英語の訛りについてです。例えばオーストラリアはオージーイングリッシュと呼ばれ、Aを「アイ」と発音する独特のイントネーションなどがあります。

 

また、近年留学先として人気の高まっているフィリピンなども、やはり強い訛りがあるといわれています。かといって、アメリカやイギリスは学費が非常に高いため、留学先としてなかなか検討しずらいという方も少なくないでしょう。

 

そんな中でカナダは、聞き取りやすくキレイな英語が使われている国といわれます。ネイティブに近い英語を、できるだけリーズナブルに学びたい方には最適の渡航先かもしれません。

メリット(4)観光ビザで半年間学べる

日本と親交が厚いカナダには、日本人は観光ビザなしで入国することが認められています。学生ビザやワーキングホリデービザの場合、渡航前に日本でビザの申請が必要となります。申請には費用も時間もかかるため、忙しい学生や社会人の方にとってはできれば避けたい作業のひとつでしょう。

 

一方の観光ビザは、カナダ入国には必要がないため、煩雑なビザ申請の手続きも不要となります。そしてこの観光ビザでは、通常の観光だけでなく、6ヶ月以内の就学もすることができます。つまり語学学校に通うことができるのです。

 

観光ビザで渡航して、半年のあいだ学校でみっちり英語を学び、その上で学生ビザやワーキングホリデービザに切り替えて本格的な留学生活をスタートすることも可能です。

 

とくにワーキングホリデービザは同じ国に1度しか適用されない貴重なビザですので、観光ビザとの合わせ技で有効活用するのは賢いやり方といえます。

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メリット(5)治安が良い

留学先を選ぶ際、その国の治安も大きな要素となるでしょう。テロや銃による襲撃事件といった犯罪が深刻化する中では、とくに治安の良さは重要となります。カナダは治安が良いことで知られており、例えばイギリスのエコノミスト誌が発表する「治安の良い都市ランキング」でトロントが4位に選ばれるなど、世界的にも高く評価されています。

 

そのため、留学先としても安心して検討することができます。とはいえ、カナダも海外の国です。日本と同じ感覚で暮らしていると、スリや置き引きといった軽犯罪に見舞われる危険もありますから、しっかり注意する必要はあります

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メリット(6)都市によって様々な特徴

広大な土地を持つカナダは、地域によって都市の特徴も大きく異なります。バンクーバーのように都市機能と大自然が調和した街もあれば、トロントをはじめ摩天楼のような大規模都市もあります。

 

また、モントリオールは英語とフランス語が入り乱れるバイリンガル都市ですし、ビクトリアは英国スタイルの文化が強く残る街です。このように、滞在する都市ごとに異なる魅力を味わえる点が、カナダ留学の大きなメリットでもあります。

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メリット(7)移民に優しい国

カナダは、移民大国としても知られています。2018年には30万人を超える外国人に永住権が認められるなど、具体的な実績も豊富です。英語圏の国家への永住権取得は基本的にハードルが高いものの、カナダは比較的、永住権を取りやすい国といえます。

 

また、永住ではなく一般の留学などの短期・長期の滞在であっても、移民を迎えることに慣れた国での暮らしは、非常にフレンドリーで快適なものになるのではないでしょうか。

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メリット(8)観光スポットが充実

観光名所が所狭しと並んでいることも、カナダ留学の嬉しいポイントです。中でも、やはり大自然の景勝地は魅力的でしょう。世界的にも有名なナイアガラの滝やロッキー山脈、オーロラが見られるイエローナイフをはじめ、自然の美しさを堪能できる名所が数多く存在します。

 

また自然だけでなく、都市部では壮大でユニークな建造物なども楽しむことができます。都市と自然の両方を満喫できるのが、カナダ留学の醍醐味でもあります。

 

さらに、地理的にアメリカや南米にもアクセスしやすく、カリフォルニアやカンクンなどに長めの旅行へ出かける留学生もいるようです。

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メリット(9)多様性を受け入れる文化

移民が多いこともあり、文化背景の異なる相手を寛大に受け入れる精神がカナダにはあります。バンクーバーやトロントといった大都市ではとくに移民が多数暮らしており、英語だけでなく各国の言語や文化が互いに共存しています。

 

多様性のある国では、例えば英語がうまく話せなくても、差別されたりすることはほとんどありません。人との触れ合いで嫌な気分になることがなければ、その分、より勉強や交流に集中することができますよね。

カナダ留学の5つのデメリット

デメリット(1)日本人が多い

留学生に人気の国ということで、カナダには日本人留学生が大勢います。日本人が多いために、せっかく留学しても日本人とばかり付き合ってしまい、英語を積極的に使うシーンがないのであれば、留学の充実度は下がってしまうでしょう。

 

といっても、日本人が多い=留学先として向かない、というものではありません。アメリカにしてもオーストラリアにしても、どこにいっても日本人はいます。大切なのは、自分の留学の目的をきちんと見つめて、しっかり英語を使う生活を送ることです。

 

そのために必要なのは、日本人留学生との上手な付き合い方です。適切な距離感を持って接したり、一緒に遊ぶ場合でも、できるだけ英語で会話するルールを作るなどの工夫をすればいいのです。

 

遠い異国の地で出会った同じ日本人ですから、互いの悩みを共有したり、励ましあったりして、深い絆を築くこともできるはずです。上手に付き合い、気持ちの良い関係を構築したいものですね。

デメリット(2)冬の気候に注意

バンクーバーなどは日本とさほど変わらない気候ですが、トロント・モントリオールなどはやはり厳しい寒さに見舞われることもあります。真冬になると、マイナス10度といった気温になることも少なくありませんから、寒さ対策はしっかりと準備しておきましょう。

デメリット(3)物価が高い

物価に関してはさまざまな評価があるものの、日本に比べるとやや高い水準といわれています。とくに食事代や家賃については、日本よりも高いと理解しておくべきでしょう。

 

レストランでの外食は、ランチでも1,000〜2,500円程度しますし、さらにチップ代として10〜20%がかかるので、自炊をメインにしてランチは時々にするなどの工夫が必要かもしれません。

デメリット(4)日本から遠く、時差も13時間以上

北米大陸にあるため、カナダは日本からの距離が遠い国です。飛行機で9時間から最大13時間程度かかりますので、気軽に帰国するというわけにもいきません。また、時差も13時間〜16時間ほどあるため、日本の家族や友人と連絡を取る場合にも気をつける必要があります。

デメリット(5)ビザの取得が大変

観光ビザは取得が不要であるものの、学生ビザ・ワーキングホリデービザは渡航前の申請が必要となります。半年以上の就学を予定している方は学生ビザが必要となるため、申請もれをしないよう注意しましょう。

 

学生ビザの取得は、費用と時間と手間がかかります。費用は、移民局への申請手数料として約15,000円ほどです。また、ビザの申請から発行までに最大2ヶ月ほどもかかるため、余裕をもって申請をする必要があります。

 

申請の手続きには、現地での入学を予定している学校から入学許可証と領収証をもらったり、生活費として10,000ドル以上の英文残高証明書を用意したり、預金通帳のコピーをとったりと、さまざまな準備をしなければなりません。

 

とくに申請から発行までに2ヶ月ほどかかる点は、申請が遅れると留学全体のスケジュールにも関わってきますので、気をつけるようにしましょう。

 

ビザは全て英語での対応になりますし専門的な知識も必要ですので、実績ある留学エージェントなどに相談しましょう。

カナダ留学にはどのビザが最適?ビザの違いと取得方法【比較表付】

カナダ留学はこんな方におすすめ


カナダ留学について、国土や気候などの概要から、留学のメリット・デメリットまで広く解説してきました。デメリットも挙げたものの、日本人が多い・物価が比較的高い・寒さが厳しいなど、いずれも工夫によって対処できるものばかりです。

 

一方のメリットは、きれいな英語・安心の治安・豊富な語学学校やリーズナブルな費用・充実の観光スポット、さらに外国人に優しい多様性のある文化など、数えきれないほどです。

 

地理的な距離の遠さもあって、留学を意識するまであまり馴染みのない国かもしれませんが、カナダは留学先として自信をもっておすすめできる国です。

 

とくに、

 

  • ネイティブに近いきれいな発音の英語を学びたい
  • できるだけ費用を抑えて留学したい
  • 短期留学も長期留学も検討したい
  • 将来的に永住も考えている
  • 多様な文化のある国で暮らしてみたい

 

といった目的を持った方にはぴったりといえるでしょう。この記事が、カナダ留学を検討するあなたへの参考になれば嬉しいです。

永井将馬

ワーキングホリデービザで渡航し、ユニクロでアルバイトを経験。アメリカでの語学留学の経験もありますので、アメリカとの違いもお話できます。

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