
ワーキングホリデー完全ガイド
最終更新日:2026年10月
Q. カナダのワーホリとは?いくらかかる?
18〜30歳が使える最長12ヶ月の「働ける」滞在制度です。雇用主や職種の制限なく働け、学校には最長6ヶ月通えます。申請は抽選(プール)制で、申請費用はC$369.75。1年間の支出は語学学校3ヶ月込みで約C$36,500(約410万円)、9ヶ月働いた場合の手取りは約C$21,200(約240万円)が目安で、出発前に150〜200万円の準備資金があると安心です。
カナダは、日本が1986年にワーキングホリデー協定を結んだ国です。トロントやバンクーバーのような多国籍な大都市で、英語を使って働き、暮らす経験ができることから、オーストラリアと並ぶ人気の渡航先です。
この記事では、制度の要点・最新の抽選状況・費用と収支・仕事・都市の選び方・語学学校の使い方・準備の流れまでを1ページにまとめました。抽選に間に合わない場合の選択肢(Co-op留学)もあわせて紹介します。
カナダのワーホリとは?制度の要点
カナダのワーキングホリデーは、カナダ政府の「International Experience Canada(IEC)」という制度の一つです。オープンワークパーミット(雇用主を限定しない就労許可)が出るため、カフェ・ホテル・オフィスなど、自分で見つけた仕事で自由に働けます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年齢 | 申請時に18〜30歳 |
| 滞在期間 | 入国から最長12ヶ月 |
| 働き方 | 雇用主・職種の制限なく働ける(オープンワークパーミット) |
| 学校に通える期間 | 最長6ヶ月 |
| 参加できる回数 | 2回まで(2025年4月〜) |
| 申請費用 | C$369.75(参加費C$184.75+オープンワークパーミット保有者費C$100+バイオメトリクスC$85) |
| 資金の条件 | C$2,500以上の資金と、帰りの航空券(または購入できる資金) |
| 保険 | 滞在期間すべてをカバーする医療保険への加入が必要 |
| 選考 | 抽選(プール)制。2026年の日本のワーホリ枠は6,433人 |
※ 申請の手順・必要書類は改定されることがあるため、申請前に必ずカナダ移民局(IRCC)の公式ページで最新情報を確認してください。ビザの申請はご本人が公式サイトからオンラインで行います。
2026年シーズンの抽選状況(2026年10月13日時点・IRCC公式)
- 日本のワーホリ枠6,433人に対し、残りは14枠、抽選待ちは1,564人
- 次回の招待を受けられる可能性は「非常に低い」と公表されています
- 2026年の最終招待は10月19日の週で、その後シーズンが締め切られます
2027年シーズンは、例年どおりなら冬から春にかけて受付・抽選が始まります(2026年は第1回の招待が3月2日の週)。最新の状況はIRCCの選考状況ページで確認できます。
ワーホリの年齢条件を詳しく見る:カナダのワーキングホリデーの年齢
ワーホリ・Co-op・学生ビザの違い
カナダで「働きながら英語を身につけたい」場合、ワーホリのほかにCo-op留学という選択肢があります。抽選に当たらなかった人や、31歳以上の人にとっても現実的なルートです。
| 項目 | ワーキングホリデー | Co-op留学 | 学生ビザ(語学学校のみ) |
|---|---|---|---|
| 対象年齢 | 18〜30歳 | 年齢制限なし | 年齢制限なし |
| 選考 | 抽選制 | 学校への入学が条件 | 学校への入学が条件 |
| 働き方 | 制限なし | カレッジ等の授業とセットの有給インターン | 語学学校だけの就学では働けない |
| 学校 | 最長6ヶ月 | カレッジ等の正規課程に通う | コース期間すべて |
| 向いている人 | 1年間、仕事・英語・旅行を自由に組み合わせたい人 | 専門スキルと職歴を一緒に身につけたい人 | 英語の習得に集中したい人 |
※ カレッジなどの正規課程の学生は、授業期間中は週24時間まで学外で働けます。語学学校(ESL)だけの学生は対象外です。Co-opの対象校・条件は学校ごとに異なります。
ワーホリ以外の選択肢を見る:カナダのCo-op留学ガイド
メリットとデメリット(現実)
「英語環境で働ける」「多国籍な街で暮らせる」というイメージだけで決めると、物価の高さや仕事探しの難しさにギャップを感じることがあります。両面を知ったうえで計画を立てましょう。
メリット
- 雇用主・職種の制限がなく、自分で選んだ仕事で働ける
- 移民が多い国で、英語を使う職場に入りやすい
- 学校に最長6ヶ月通え、英語の基礎を固めてから働ける
- 治安がよく、都市・自然どちらも楽しめる
- 条件を満たせば2回目のワーホリにも参加できる
デメリット・現実
- 抽選制のため、申し込んでも必ず行けるとは限らない
- 家賃が高く、バンクーバーやトロントのシェアハウスは月C$1,000〜1,400ほど
- 収入だけで1年間の生活費をまかなうのは難しい
- 冬が長く寒い都市が多い
- 英語力が低いと、仕事が日系の飲食店などに限られやすい
失敗しないための3つのポイント
受付が始まったらすぐにプールに登録する
日本の枠は人気が高く、シーズン後半ほど招待を受けにくくなります。前年の秋から準備を始めましょう。
準備資金を多めに用意する
カナダは家賃が高く、働いても1年間の生活費は収入だけでは足りないのが一般的です。150〜200万円が目安です。
英語の基礎とレジュメを日本で準備する
英語環境の職場ほど面接で英語力を見られます。中学英語の復習と英文レジュメの準備を出発前に済ませましょう。
1年間の費用と収支
バンクーバーで語学学校に3ヶ月通い、その後9ヶ月働く場合の目安です。都市や生活スタイルで大きく変わります。
1年間の支出
約410万円
C$36,470
9ヶ月働いた手取り
約240万円
C$21,200
出発前の準備資金
150〜200万円
学校の期間と仕事探しの期間をカバー
費用と収入の内訳を見る
| 項目 | カナダドル | 円換算の目安 |
|---|---|---|
| ワーホリ申請費用 | C$370 | 約4万円 |
| 往復航空券 | C$2,000 | 約23万円 |
| 海外保険(1年) | C$2,300 | 約26万円 |
| 語学学校(12週・授業料) | C$4,200 | 約47万円 |
| 生活費(12ヶ月・家賃込み 月C$2,300) | C$27,600 | 約311万円 |
| 支出合計 | C$36,470 | 約410万円 |
| 収入(9ヶ月・週35時間・時給C$18.25) | C$24,900(額面) | 約280万円 |
| 税金・年金・雇用保険(約15%) | −C$3,700 | −約42万円 |
| 手取り | C$21,200 | 約240万円 |
※ 1C$=約113円(2026年10月)で換算。生活費はシェアハウスの家賃月C$1,200、食費月C$500、交通費月C$130、通信費月C$50、日用品・交際費月C$420の想定です。最低時給はBC州の2026年6月以降の額です。給与から天引きされた税金は、翌年のタックスリターンで一部が戻ることがあります。
この例では、1年間の収支は約170万円のマイナスです。学校に通う期間と、仕事が見つかるまでの期間は収入がないため、出発前に150〜200万円の準備資金を用意しておくのが現実的です。家賃の安い都市を選ぶ、チップの多い仕事に就く、学校の期間を短くするといった工夫で、差額を小さくすることもできます。
必要な貯金を過ごし方別に詳しく見る:カナダのワーホリ費用|必要な貯金と1年間の収支
都市別の生活費を詳しく見る:カナダ留学の費用・生活費
仕事と探し方
カナダのワーホリで多い仕事は次のとおりです。飲食店の接客ではチップがもらえるため、時給以上の収入になることもあります。英語力が上がるにつれて、選べる仕事が広がります。

日本食レストラン
英語力 初級〜
キッチン・ホール。求人が多く、最初の仕事にしやすい

カフェ・ローカルレストラン
英語力 中級〜
英語環境で働ける。接客の仕事はチップが加わる

ホテル・ハウスキーピング
英語力 初級〜
客室清掃やベッドメイク。黙々と作業でき、シフトの融通が利きやすい

リゾート(ウィスラー・バンフなど)
英語力 初級〜中級
冬のスキーシーズンなどの季節雇用。スタッフ寮つきの求人もある

小売・ショップ販売
英語力 中級〜
日本語を活かせる日系店も多い。接客経験がある人向け

オフィスワーク
英語力 上級
ビジネス英語が必要。キャリアにつながる
仕事の探し方は、次の3つが中心です。
働き始める前に、社会保険番号(SIN)の取得と銀行口座の開設が必要です。SINは入国後に申請します。
仕事の探し方や時給、見つかるまでの流れ、レジュメと面接のコツはカナダのワーホリ仕事探しで詳しく解説しています。
都市の選び方|5都市を比較
拠点にする都市で、仕事の見つけやすさ・生活費・英語環境が大きく変わります。ラララでワーホリに行く人の約8割は、トロントかバンクーバーを選んでいます。

5都市の比較表を見る
| 都市 | 特徴 | こんな人に | 詳しく見る |
|---|---|---|---|
| トロント | カナダ最大の都市で求人が最も多い。冬はマイナス10度を下回る日もある | 仕事の多さで選びたい | 語学学校ランキング |
| バンクーバー | 冬も比較的温暖で暮らしやすい。日本人が多く、日系の仕事も見つけやすい | 暮らしやすさと仕事を両立したい | 都市ガイド/語学学校ランキング |
| カルガリー | ロッキー山脈に近い。州の消費税がなく、家賃も大都市より抑えやすい | 費用を抑えて英語漬けになりたい | 都市ガイド/語学学校ランキング |
| ビクトリア | 小さく落ち着いた街で、カナダで最も温暖な都市の一つ。仕事は大都市より少なめ | 落ち着いた環境で英語力を伸ばしたい | 都市ガイド/語学学校ランキング |
| モントリオール | 英語とフランス語の2言語の街。家賃が比較的安い | 2言語の環境で暮らしたい | 都市ガイド/語学学校ランキング |
※ 時給は各州の最低賃金(オンタリオ州C$17.95:2026年10月〜、BC州C$18.25:2026年6月〜、アルバータ州C$15.00、ケベック州C$16.60:2026年5月〜)。
語学学校の使い方(最長6ヶ月)
カナダのワーホリでは、学校に最長6ヶ月通えます。英語に自信がない方ほど、渡航直後の3〜6ヶ月を語学学校に通うのがおすすめです。英語力が上がると英語環境の職場に応募しやすくなり、学校でできた友人からの仕事の紹介も期待できます。
フルタイム
12〜24週
英語に自信がなく、最初に集中して学びたい人
パートタイム(午後・夜間)
12〜24週
学びながら早めに働き始めたい人
短期集中
4〜8週
基礎はあり、現地の生活に慣れるきっかけがほしい人
1年間のモデルプラン
はじめてのワーホリで多いのは、最初に学校で英語と生活の基盤をつくり、その後に働いて、最後に旅行する流れです。

1〜3ヶ月目
語学学校に通う(12週)
英語の基礎固め・友人づくり・レジュメ作成。SINと銀行口座もこの時期に用意
4〜11ヶ月目
フルタイムで働く
英語環境の職場に挑戦してチップや時給アップを狙う。冬はリゾートでの季節雇用も選択肢
12ヶ月目
旅行・次の進路を決める
ロッキー山脈やナイアガラへ。帰国・2回目のワーホリ・進学のどれにするかを決める
期間や予算に合わせたプランを無料で作成しています:無料カウンセリングを予約する
渡航までの準備の流れ
前年の秋〜:情報収集と資金づくり
都市・語学学校・期間・予算の大枠を決め、準備資金を貯め始めます。パスポートの有効期限も確認します。
受付開始後すぐ:IECのプロフィール登録
カナダ移民局のサイトでプロフィールを作成し、抽選のプールに入ります。登録はご本人が行います。
招待状が届いたら:期限内に申請
招待状(ITA)を受け取ったら、期限内に必要書類をそろえて就労許可を申請します。生体認証(指紋・写真)の登録も必要です。
許可が出たら:学校・滞在先・保険・航空券
入国許可の通知が届いたら、語学学校の入学手続き、最初の滞在先、1年間の保険、航空券を手配します。
入国時:就労許可証を受け取る
空港の入国審査で書類を見せ、就労許可証(ワークパーミット)を受け取ります。保険の証明書も手元に用意します。
到着後:生活の立ち上げと仕事探し
SIN(社会保険番号)・銀行口座・携帯電話を用意し、学校に通いながら仕事探しを始めます。
ワーホリ後の進路
2回目のワーホリに参加する
2025年4月から、日本人はカナダのワーホリに2回まで参加できるようになりました。2回目も抽選と年齢の条件があります。
帰国して経験を活かす
英語を使って働いた経験は、外資系・観光・ホテル業界などへの就職でアピール材料になります。
ラララのサポート
ラララでは、語学学校への入学とあわせたワーホリのプランづくりを無料でお手伝いしています。目的・予算・英語力をうかがい、都市と学校の組み合わせ、通学期間、仕事を始めるタイミングまで一緒に計画します。抽選に間に合わない場合は、Co-op留学などほかの選択肢もご提案します。
※ ビザの申請はご本人がカナダ移民局の公式サイトから行います。ラララのサポート料は、カウンセリングから帰国まで無料です。
よくある質問
Q. ワーホリは何歳まで申請できますか?
A. 申請時に18〜30歳であることが条件です。詳しくは「カナダのワーキングホリデーの年齢」の記事で解説しています。
Q. どのくらいの期間滞在できますか?
A. 入国から最長12ヶ月です。2025年4月からは、2回まで参加できるようになりました。
Q. 申請費用はいくらですか?
A. C$369.75です(参加費C$184.75+オープンワークパーミット保有者費C$100+バイオメトリクスC$85)。最新の金額はカナダ移民局の公式サイトで確認してください。
Q. 2026年のワーホリはまだ間に合いますか?
A. 2026年10月13日時点で日本の残り枠は14で、招待を受けられる可能性は「非常に低い」と公表されています。2027年シーズンに向けた準備か、Co-op留学など別の方法を検討するのがおすすめです。
Q. どのくらいの貯金が必要ですか?
A. 1年間の滞在で150〜200万円の準備資金が目安です。カナダは家賃が高く、働いても生活費のすべてを収入でまかなうのは難しいためです。
Q. 英語が苦手でも仕事は見つかりますか?
A. 日本食レストランやハウスキーピングなど、初級レベルでも応募できる仕事はあります。ただし選べる仕事と収入は英語力で大きく変わるため、最初に語学学校で基礎を固めるのがおすすめです。
Q. ワーホリ中に学校に通えますか?
A. 最長6ヶ月まで通えます。渡航直後の3〜6ヶ月を語学学校に通う人が多いです。
Q. 最初の都市はどこがおすすめですか?
A. 仕事の多さならトロント、暮らしやすさならバンクーバー、費用を抑えるならカルガリーが人気です。
まとめ
カナダのワーホリは、1年間で「学ぶ・働く・旅する」を自由に組み合わせられる制度です。一方で、抽選制であることや物価の高さなど、早めの準備が欠かせない点もあります。受付開始に合わせたプロフィール登録、都市と語学学校の組み合わせ、準備資金の3つを先に固めておくと、現地での最初の数ヶ月がスムーズになります。
ワーホリで人気の語学学校(ラララの人気校)
ラララでワーキングホリデービザを使って渡航し、語学学校に通った方の申込実績(2023年以降)をもとにした人気校です。都市名から各校舎の詳しい情報を見られます。
4※ ラララの申込実績(ワーキングホリデービザで渡航し、語学学校に通った方の人数)を2023年1月以降で集計した順位です。閉校した学校は除いています。
ワーホリについて、あわせて読みたい記事
監修:Shion Murakami
ラララカナダ 留学カウンセラー
カナダ留学のカウンセリング経験をもとに、最新の制度・費用情報を確認のうえ本記事を監修しています。(最終更新:2026年10月)







