
カナダ永住権は、無制限の滞在や就労、手厚い社会福祉など、人生の選択肢を大きく広げる魅力的な権利です。世界的に移住先として人気の高いカナダですが、「自分にはどの申請方法がベストなの?」「最新の条件はどうなっているのか?」と疑問をお持ちの方も多いと思います。
カナダ政府は現在、国内の労働力不足を解消するため、「特定のスキルや経験を持つ人材」の永住権移行を優先的に進めています。つまり、正しいルート選びと準備さえあれば、今からでも十分にチャンスはあります。
本記事では、2026年度最新情報を踏まえ、カナダ永住権を取得するためのメリットや具体的な6つの申請ルート、そして日本人が現実的に永住権を目指すための最短戦略を分かりやすく解説します。
目次
カナダ永住権(PR)とは?知っておきたい基本と現在の状況
永住権って何?
そもそも「永住権」とは、国籍は変えないまま、無期限にその国に滞在できる権利を指します。
通常、外国に住む場合は適切なビザを取得し、在留期間が決められています。それに対して永住権は、半永久的にその国に住むことが前提のため、在留期間はありません。
また、細かい点で違いは見られますが、その国の住民とほとんど同じ権利を与えられることも意味します。
知っておきたい、カナダ永住権の「今」
カナダは世界でも有数の移民受け入れ大国ですが、2024年10月に発表された最新の「移民計画(Immigration Level Plan 2025-2027)」により、大きな転換期を迎えています。
現在は「誰でも歓迎」という時期から、「カナダを支えてくれる人を優先的に選ぶ」という時期へ少しずつ変化しています。
2024年末にカナダ政府が発表した最新の計画では、今後3年間の受け入れ人数が以下のように調整されました。
・2025年:39万5,000人
・2026年:38万人
・2027年:36万5,000人
これまでは「毎年50万人を受け入れる」という非常に大きな目標を掲げていましたが、急激な人口増加によって住宅が足りなくなったり、医療が混みあったりしたことを受けて、「無理のないペースで、しっかりとサポートできる人数を受け入れる」という現実的な方針に切り替わったのです。
今後の永住権はどう変わる?
人数が絞られると聞くと「もう取れないのでは?」と不安になるかもしれませんが、実はこれから留学や就労を目指す人にとってはむしろ明確なチャンスといえます。
なぜなら、これからのカナダは以下の人をより大切にする方針を打ち出しているからです。
1. 「カナダの教育」を受け、「現地でキャリア」を積む人
カナダ政府は、外から人を呼ぶよりも、カナダの学校を卒業し、現地の文化や仕事のやり方を理解している人を「即戦力の永住権候補者」として優先的に受け入れたいと考えています。
2. 特定のスキルを身に着ける人
医療、建築、IT、ホスピタリティなど、カナダが今必要としている分野の学校を選んで学ぶことで、永住権へのパスポートをより確実に手にすることができます。
つまり、「今からカナダに入り、現地で経験をつみ始めること」が、将来的に永住権を勝ち取るための最も確実な近道になるのです。
以前のように「ただ滞在していれば取れる」という時代ではなくなったからこそ、学校選びや職種選びの戦略が重要になります。
どんな方法がある?カナダ永住権の6つの申請ルート
方法➀エクスプレスエントリー
職歴や学歴、言語能力(英語・フランス語)をポイント化して競う最もスピーディーな永住ルートで、主にマネージャー職や専門職、技術職などの「スキルワーカー(TEER 0、1、2、3に該当する職種)」が対象となります。
2026年の大きな特徴として、単なる総合スコア順だけでなく、カナダが特に人手を必要としている「カテゴリー選出(ヘルスケア、STEM、建設、農業、輸送など)」が大幅に強化されており、特定のスキルを持つ方は通常より低いスコアでも招待を受けられるチャンスが広がっています。
カナダのカレッジが大学を卒業して現地での学歴や職歴ポイントを加算することは、この激選のシステムを勝ち抜き、優先的に永住権を手にするための非常に強力な武器となります。
方法②プロビンシャル・ノミニー・プログラム(PNP:州政府推薦)
エクスプレスエントリーは国の移民プログラムであり、州での独自プログラムがプロビンシャルノミ二ープログラムとなります。
各州が必要とする人材を独自に推薦する制度で、政府の基準よりも柔軟な審査が行われる場合が多く、特定の州での就労経験や学歴が永住権取得への大きな鍵となります。
州が必要な人材を絞りこめるため、優秀な人材を獲得しやすいという特徴があり、また移民側も自身の特性や専門知識を活かせることで人気です。
州の審査に通過すれば、政府の審査へと進みます。これに通過することで永住権が獲得できます。基本的には採用された州での居住が条件となっていますが、他の州へ移動することは憲法で認められています。
方法③ファミリー・スポンサーシップ
配偶者や親族、養子を、カナダ国籍や永住権を持っている人がスポンサーとなって呼び寄せることができるもので、2026年現在も安定した受け入れが続いています。
日本からカナダに移住する場合、このプログラムを用いる人が多いと言われています。カナダでは実際に結婚していなくても、1年以上同棲していれば事実婚とみなされ、永住権を申請することができます。
交際や同棲を書類や写真で証明することができれば、申請から半年以内に受理されることもあります。また、カナダ国内から申請する場合には、同時にオープンワークパーミットの申請も可能です。
方法④ケアギバー
カナダが本気で人手を必要としている「介護・保育」の分野では、今まさに大きなチャンスが訪れています。
2024年6月に発表された新しいプログラムでは、従来の「2年間の就労経験」という条件が大幅に緩和される予定です。条件を満たせば「カナダに到着した時点で永住権が与えられる、あるいは到着後すぐに申請できる」という、これまでにないほど強力な内容に進化しています。
今、現地の学校で専門スキルを学ぶことは、永住権への最短チケットを手に入れることと同じです。
ちなみにケアギバーには、子供のお世話をするベビーシッターやお年寄りの介護を手伝うヘルパーも含まれています。
方法⑤セルフエンプロイド
スポーツや芸術、農業の分野で卓越したスキルを持つ方が、カナダの文化や経済に貢献することを条件に申請できる特殊な枠です。
アスリートやアーティストとして2年以上世界レベルでの実績が認められることや農業経営者として2年以上の経験があることなどが条件となっています。ポイント制で、100ポイント中35ポイント以上で認められるため、英語力や学歴がなくても審査に通過できる可能性があります。
ただし、ケベック州への移住は認められていません。
方法⑥フレンチ・プロフィシェンシー(フランス語話者枠)
2026年現在、カナダ政府が最も「ぜひ来てほしい!」と熱望しているのが、フランス語を話せる人材です。英語に加えてフランス語も少し話せるだけで、他の人たちをごぼう抜きにして最優先で永住権が発行される仕組みになっています。
「英語+フランス語」の両方を学べるカナダならではの環境を活かした留学は、今、最も賢い永住戦略の一つとして注目されています。
LALALA Plusおすすめ!永住権取得への王道ルート
カナダ永住権を目指すうえで、LALALA Plusが最も推奨する「成功率の高いルート」が、公立コミュニティカレッジへの進学です。カナダ公立カレッジを卒業すると、卒業後に最長3年間、カナダで自由に働ける「ポスグラビザ(PGWP)」を申請できます。
このルートの最大の強みは、ポスグラ期間中に「カナダ国内の職歴」をフルタイムで積むことで、永住権申請のポイント(CSRスコア)を大幅に加算できる点にあります。また、カレッジ卒業という学歴点も加わるため、他国の申請者に比べて圧倒的に有利な立場で選出を待つことが可能です。
【2026年最新】永住権に直結する「戦略的な学部選び」が必須
現在ポスグラビアを取得するためには、カナダ政府が指定する「人手不足の分野」に関連した学部を卒業していることが条件となりました。ただ卒業するだけでなく、「永住権に繋がりやすい学部」を慎重に選ぶことが成功の鍵です。
● ヘルスケア(医療・介護):看護助手、作業療法助手、歯科助手など。永住権の優先枠(カテゴリー選出)で最も招待されやすい分野です。
● STEM(科学・技術・工学):ソフトウェア開発、サイバーセキュリティ、データ分析、エンジニアリング技術。IT大国カナダで高年収も期待できます。
● 建設・熟練技能(トレード):建築技術、電気工事、配管、重機捜査。住宅不足が続くカナダでは、永住権の審査も非常にスピーディーです。
● 輸送・物流:物流管理、サプライチェーン・マネジメント。カナダの流通を支える重要な職種として重宝されます。
● 農業・アグリフード:農業技術、食品科学。安定した需要があり、地方の永住枠(PNP)とも相性が良い分野です。
英語力に不安がある方も安心!「語学学校からのステップアップ」
カレッジへの入学には、通常IELTS(アイエルツ)6.0〜6.5相当の英語力が求められます。現時点でこの基準に達していない方には、語学学校の「カレッジ進学パスウェイコース」からのスタートをご提案しています。
このコースを修了すれば、カレッジ入学時の公式スコア提出が免除される仕組みがあるため、着実に基礎を固めてから「本番」の専門学習に臨むことができます。
費用や学歴に不安がある方必見!永住権取得への最短ルートをご紹介

これまでご紹介した方法は、高い学歴やカレッジに進学するための多額の資金・期間が必要だったりと、越えなければならないハードルが高い方法でもあります。
しかし、実は特別なバックグラウンドがなくても、カナダで着実にステップを踏むことで永住権を勝ち取る方法があります。
Co-op留学×ワーキングホリデー戦略
多くの日本人が永住権を手にしている最も現実的な方法が、「Co-opプログラム」の活用です。このルートの最大の特徴は、「カナダ国内での確実な就労実績」を積み上げ、永住権申請のポイントを最大化できる点にあります。
1. Co-op留学で「専門スキル」と「人脈」を得る
まずはビジネスやホスピタリティなどの専門スキルを座学で学び、その後、現地企業での有給インターンシップを経験します。
2. ワーキングホリデーへ切り替え「就労期間」を確保
インターン終了後、そのままワーキングホリデービザへ切り替えることで、同じ職場で継続して働くことができます。雇用主側も「すでに仕事に慣れている人に長く働いてほしい」と考えるため、ビザのサポートや昇進の相談がしやすくなります。
3. 「TEER 3以上」の職種(マネージャー等)を目指す
職場での信頼を勝ち取り、フロアマネージャーなどの責任あるポジション(TEER3以上)へ昇格することで、永住権申請に必要な職歴条件をクリアします。
「レストラン」の先にある、さらなる近道
これまでは「レストランマネージャー」を目指すのが一般的でしたが、現在は「カテゴリー別選出」という新しいルールが導入されたことで、さらに有利な職種が登場しています。
レストラン業界での永住権も引き続き有効なルートですが、もし皆さんがこれから職種を選ぶのであれば、「建設、介護、農業、STEM(IT・技術職)」といった分野に注目してみてください。これらの職種はカナダが今、最も人手を必要としているため、他よりも圧倒的に有利に、かつスピーディーに永住権が発行される傾向にあります。
現在、カナダの学生ビザ申請には「PAL(州政府証明書)」という書類が必要ですが、この発行数は現在、各学校ごとに厳しく制限されています。
人気のCo-opプログラムはPALの枠が早々に埋まってしまう可能性がありますので、Co-op留学を検討されている方はお早目のお申込みをおすすめいたします。
「自分の場合はPALが必要?」「今から間に合う学校はどこ?」など、最新の空き状況については、経験豊富なカウンセラーにまでお気軽にご相談ください。
初めてでも安心!カナダ永住権申請の流れまとめ
永住権の申請方法は、カナダ経験移民・技能移民・技術者移民・州推進移民に分かれていますが、ここでは留学生の方が多く該当する「カナダ経験移民」の流れについてご紹介します。
申請条件
①過去3年間で12ヶ月以上就労経験がある
②英語テストで「CLB(カナダ言語基準)」を満たす
カナダの永住権申請には、英語力を証明するテスト(IELTS General など)のスコアが必要です。条件は一律ではなく、就いている仕事のレベル(TEER)によって、求められる最低基準が変わります。
| 仕事のレベル(TEER) | 求められるCLBレベル | IELTSの目安スコア |
|---|---|---|
| TEER 0 または 1 | CLB 7以上 | 各パート6.0以上 |
| TEER 2 または 3 | CLB 5以上 | L:5.0, R:4.0, W:5.0, S:5.0 |
※CLB(Canadian Language Benchmark)は、カナダ独自の言語評価基準です。
③カナダ政府が定める「TEER 3」以上の職種に就いている
カナダではすべての職業が専門性スキルに応じて分類されています。
以前は「NOCレベル(0、A、B)」という呼称が使われていましたが、現在は「TEER(ティア)」システムという新しい分類法に移行しました。
永住権を申請するためには、原則として以下の「TEER 0、1、2、3」のいずれかに該当する職種で職歴を積む必要があります。
● TEER 0:経営・マネジメント職(店長、マネージャー、医師など)
● TEER 1:大学卒業程度の専門職(エンジニア、会計士、看護師など)
● TEER 2・3:カレッジ卒業や数年の実務経験が必要な技術職・実務職(調理師、保育士、美容師など)
旧システムで「レベルB以上」とされていた職種は、現在の「TEER 3以上」にそのまま対応しています。
申請のおおまかな流れ
①エクスプレスエントリーにプロフィールを登録
下記項目を登録します。
- 職業スキル
- 職歴
- 語学力
- 学歴
- カナダでの雇用先の有無
※雇用先がある場合は、LMIAまたはPNPcertificateが必要です。
②カナダ移民局で査定が開始
エントリー完了後、移民局が申請者の点数を出していきます。点数の高い申請者から、順番に申請招待状(Invitaion to Apply)が発給されます。定期的に移民局側で選考がされ、移民局のシステムで優先順位がつけられます。申請順ではなく、ポイントが高い申請者より発給がされるので、なるべく高い点数で申請をすることが理想です。
③招待状がきたら60日以内にオンラインで申請を完了させる
申請期限が短いので、忘れずに完了をさせましょう。
④CoPRのレターを待つ
移民局の審査が完了すると、申請者へCoPr(Confirmation of Permanent Resident)というレターが届きます。
⑤永住権がおりるのを待つ
あとは申請がおりるのを待つのみです。
注意点
- エクスプレスエントリーの登録は、永住権やInvitaion to Applyの確約ではありません。
- 登録完了後12ヶ月を過ぎると、プロフィールは自動的に削除となります。
- 永住権の条件や取得方法、スキルワーカーの職種は毎年変更となることが予測されています。必ず申請する際に、確認をしましょう。
カナダ永住権のメリット・デメリットを徹底比較
カナダ永住権のメリット
メリット①労働の制限がない
カナダで就労ビザやワーキングホリデービザを取得し、海外で働くという夢を叶えたとしても制限があります。外国人が増え、カナダ人の仕事が奪われないように制限しているものですが、これによって自分の希望通りの職に就けないという事が起こります。
しかし、永住権を持っている外国人には労働の制限がなく、転職する場合も職の選択は自由です。また、カナダ人と同様の労働条件で働けるため、外国人だからと給料を安くされることもありません。
メリット②医療費が無料
カナダの医療費は基本的に無料です。日本であれば3割負担や1割負担など、ある一定の額を負担する必要があります。それに比べてカナダでは、州政府の保険に加入することで治療や健康診断、手術といった医療費が無料となります。
歯科治療と薬代は保険適用外となり、負担する必要がありますが、それ以外の医療費が無料なのは大きなメリットです。州によっては歯科治療や薬も子供の場合は無料としているところもあります。
メリット③学費が安くなる
カナダの教育レベルが高いことは世界的に有名であり、各国から知識を学びに学生がやってきます。
しかし同じ大学で同じプログラムを専攻していても、現地学生と留学生では学費に大きな違いが見られます。5~6倍の学費の差があるところもあり、カナダの学校に通うことはハードルが高いように思われます。
しかし、永住権を取得すると現地学生としてみなされるため、学費の面でかなり得をします。その他、金利無しの学生ローンが組めたり、所得に応じて授業料が免除になったりと、カナダ人と同じ優遇を受けられます。
また、カナダには移民のための語学学校が用意されており、無料で英語やフランス語を学ぶこともできます。
メリット④空港での待ち時間が無くなる
カナダに永住するとはいっても、海外旅行や日本への一時帰国などで空港を利用する機会もあるでしょう。特にカナダに入国する際、イミグレーションが長蛇の列となっており、2時間以上待たされるケースもあります。
しかし永住権を持っていれば、カナダ人と同じレーンに並ぶことができます。入国審査を受ける必要が無いため、永住カードを機械に読みだけで入国することができます。
メリット⑤更新が5年に1回
海外に住んでいるとビザの更新は毎年のようにあります。カナダで就労ビザや学生ビザを使って滞在する場合も同じです。しかし、永住権を持っている人は5年に1回の更新だけで済みます。
想像以上にビザ更新には時間もお金もかかります。ビザの手続きが面倒で日本に帰ろうと決意する人もいて、去年は問題なかったから今年もビザを延長してもらえるとは限りません。
ビザの更新ができなければ、当然カナダには滞在することができません。それに比べて永住権はよほどのことがなければ更新でき、ビザ費用も5,743円程度と安くなっています。
カナダ永住権のデメリット
デメリット①手続きが面倒
永住権を取得する過程で、手続きが面倒であることが最大のデメリットです。人によっては永住権獲得までに10年以上かかるケースもあり、時間も労力もお金もかかります。
条件を満たしても審査官によっては、永住の許可を下してもらえないこともあります。書類に不備があれば、たとえ1つだけ署名漏れがあっただけでも全ての書類が送り返され、その時点で申請から半年が経過していたということもあります。
永住権を獲得することで受けられるメリットも多いですが、手続きの面倒さがネックとなることも少なくありません。
デメリット②生活コストが高い
カナダの物価は日本とほとんど変わりません。医療費が無料であることから、カナダは住みやすそう、日本以上にお金がかからなそうというイメージを持つ人も多いです。
しかしイメージとは裏腹に、カナダの物価は上がり続けており、車の保険料や税金、住居費などはとても高いです。ダウンタウンなど交通の便が良い所に住もうものなら、平均価格は億単位となります。
東京と同じくらいで暮らせるだろうと考えていると、予想以上に生活が苦しくなってしまいます。
デメリット③ネイティブが優遇される
永住権を獲得し、多くの面でカナダ人と同じ待遇を受けられます。しかし、仕事を得られる十分な語学力や学歴があっても、ネイティブが優遇されることは明らかです。
同じ条件や学歴の場合、カナダ人であればカナダ人を雇いたいと思うのも納得してしまう面もありますが、「永住権を持っているのに!」と悔しい思いをすることは少なくありません。
また、どれだけカナダ生活が長くなり、語学に長けていても、結局はネイティブになることはできません。カナダ人との壁を感じてしまい、ストレスとなることもあります。
デメリット④子育ての大変さ
永住権を獲得するということは、カナダで一生暮らす可能性が高いということです。もちろん、事情が変わり、別の国に移住したり日本に帰国したりすることもあるでしょう。
しかし、カナダで結婚、育児を考えている人は子育てについて知っておく必要があります。カナダ全土では子供に留守番をさせたり1人で外を歩かせたりすることが禁止されています。
そのため、親が仕事で一緒にいられない場合、デイサービスを受ける・ベビーシッターを呼ぶことになります。これにも多くのお金がかかり、給料以上に保育代が取られることも珍しくありません。
どの国で育児をするのにも難しさはつきものですが、カナダでの子育ては金銭面での負担が大きいことを覚悟しておきましょう。
デメリット⑤冬が長い
カナダの冬は長く、寒さも厳しいことは知られています。ウィンタースポーツが趣味という人にとっては天国かもしれませんが、多くの人にとって楽しいだけのものではありません。
カナダ国内で居住する地域によっても事情は異なりますが、冬の間は常に気温はマイナス、それが半年も続くことも珍しくありません。太陽の温かさを感じられるのは稀で、冬の間は家にこもりがちになります。
カナダ人でも冬の間は鬱になる人が少なくなく、冬が苦手な人にとっては辛い生活となる場合もあります。
\永住権に繋がる学校の相談をしてみる!/
永住権と市民権は何が違う?権利・義務を解説
永住権と市民権は違う?
永住権と市民権を同じものとして考える人も多いですが、この2つは大きく異なります。市民権を持っているということは、カナダ国籍があるということです。
つまり、カナダの市民権を得たい場合、日本では二重国籍が認められていないので日本国籍を放棄するということになります。日本での選挙権や年金を受け取る権利が無くなることを意味します。
また、老後は日本で暮らしたいという人にとっては手続きが複雑になり、断念せざるを得ないケースもあります。ちなみにカナダは二重国籍を認めているため、出身国によってはどちらの市民権も持つことができます。
国務に就けない
政治家や警察官といった、国が管理している仕事は永住権保持者でも就くことができません。これは、永住権はあくまでもカナダに居住できる権利であり、国籍は別であると考えられているためです。
カナダでの市民権を獲得した後であれば、カナダ人とみなされるため国務に就くことが可能となります。その意味では、永住権と市民権で職業の制限の差はあります。
選挙権がない
永住権保持者には選挙権がありません。選挙で投票できないくらい、デメリットではないと感じる人も多いかもしれません。しかし、選挙権がないということは、どれだけ長い間カナダに居住し、政治に精通していたとしても自分の意見をカナダ政府に届けることはできないことを意味します。
極端な例ですが、移民を追い出す方針の政治家が選挙に当選し多数派となれば、将来、永住権が剥奪される可能性もあるということです。
カナダ永住権を目指すならここ!おすすめ都市と学校
トロント
公立・私立の学校の数が圧倒的に多く、コアなコースからメジャーなコースまで、多種多様の希望に対応をすることができます。ポイント加算される職種を選択することが理想ではありますが、自分の興味のある分野を極めて永住を狙っていくというチャレンジャー精神あふれる方にはお勧めです。
York University(ヨーク大学)
カナダで3番目の規模を誇る名門大学で、特にビジネスや法学の分野は世界的に高く評価されています。大学ならではの高い教育と広大なキャンパスが魅力で、卒業後は最長3年のポスグラ(PGWP)を取得し、専門知識を武器に高ポイントでの永住権申請を目指す方に最適な進学先です。
SenecaCollege
留学生のサポートが充実している、公立カレッジです。ホスピタリティやフライトアテンダント等、接客業を極めて永住権を狙う方には大変お勧めです。英語力に自信のない方は付属の語学コースもあるので、心配はいりません。
バンクーバー
トロント同様、私立・公立学校が多くある都市となります。私立カレッジであれば比較的入校しやすい英語レベルとなることもあるので、まずは永住に向けて英語力・学歴・職歴を付けていきたいという方には、大変お勧めです。
Vancouver Community College
BC州で最大規模かつ歴史ある公立カレッジで、調理・製菓やIT、ホスピタリティなど、永住権申請に直結する専門スキルの習得に非常に強いのが特徴です。公立校卒業生のみが申請できる「ポスグラビザ(PGWP」の取得も確実なため、現地での就労実績を積みやすく、安定して永住権を目指したい方に最適の学校です。
Capilano University(キャピラノ大学)
ノースバンクーバーの自然豊かな環境にある公立大学で、少人数制の質の高い教育と地域産業に直結した実践的なプログラムが魅力です。付属語学学校(EAP)からのパスウェイが非常に充実しており、英語力に不安がある方でも段階的に大学進学・ポスグラビザ取得、そして永住権へと繋げたい方に最適な環境が整っています。
\永住権に繋がる学校の相談をしてみる!/
まとめ
今回は、カナダの永住権について、取得方法やメリット・デメリットについて紹介しました。
学歴や語学力、カナダでの職歴などによって申請できるプログラムは異なり、1つのプログラムに通過できなくても他のプログラムで簡単に取得できることもあります。
自身の特性や経験を元に、どのプログラムが審査に通過する可能性が高いかを見極めることが永住権取得への近道です。
カナダ留学について疑問点がある方はお気軽にお問い合わせください。





