
北米の進学先として選ばれるコミュニティカレッジを知っていますか?
カナダのコミュニティカレッジは現地での進学先として非常に高い人気を集めています。目的は人それぞれですが主に大学編入や現地での就学の為にコミュニティカレッジへ進学される方が多いです。
今回はコミュニティカレッジへの進学や大学編入などについて詳しく解説させて頂きます。
目次
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カナダのコミュニティカレッジとは?

カナダのコミュニティカレッジとは、各州政府によって運営されている「公立の専門学校・短期大学」のような教育機関です。2026年現在、カナダでスキルを身に着け、現地で働いたり移住を目指したりする留学生にとって、最も選ばれている王道の選択肢です。
1.「仕事に直結するスキル」を最短距離で学べる
大学が「学問や研究」を目的としているのに対し、カレッジは「就職してすぐに活躍できる力をつけること」を目的としています。IT、ビジネス、医療、デザイン、調理など、カナダの企業が今まさに求めている技術を、1~3年の短期間で効率よく習得します。
2.卒業後に「カナダで働けるビザ(PGWP)」が狙える
公立カレッジ最大のメリットは、卒業後に最大3年間の就労ビザ(ポスグラ)を申請できるチャンスがあることです。ただし、2025年以降のルール変更により、現在はカナダが人手不足としている特定の分野(IT、医療、建設など)を学び、一定の英語力を証明することがビザ取得の条件となっています。
3.費用を抑えて4年制大学を卒業する道も
カレッジで2年間学び、その後提携する大学の3年生として編入する「大学編入制度」が非常に充実しています。最初から大学に入るよりも、最初の2年間の学費を大幅に節約できるため、賢く学位を取りたい学生に人気のルートです。
4.在学中から「現場」を経験できる
多くのコースには、授業の一環として企業で働く「Co-op(有給インターンシップ)」が組み込まれています。地元の企業と強力な繋がりがあるため、勉強しながら現地のコネクションを作ることができ、卒業後の就職率が高いのも大きな魅力です。
カナダのコミュニティカレッジのプログラム内容
公立カレッジでは、自分のなりたい職業や現在の学歴に合わせて、主に4つのレベル(学位)からプログラムを選びます。
1. 認定証コース(Certificate)
● 期間: 約1年間(2セメスター)
● 内容: 特定の仕事ですぐに使える基礎スキルを学びます。「まずは早く現場に出たい」という方や、特定の技術(例:調理補助、事務、基礎IT)を身につけたい方に適しています。
● 卒業後: 1年間の就労ビザ(PGWP)が狙える可能性があります。
2. ディプロマコース(Diploma)
● 期間: 約2年間(4セメスター)
● 内容: 留学生に最も人気のあるプログラムです。1年目に応用、2年目により高度な専門知識と実践を学びます。ビジネス、IT、幼児教育、エンジニアリングなど、幅広い分野で提供されています。
● 卒業後: 3年間の就労ビザ(PGWP)が狙える可能性が非常に高いため、永住権を目指す方の王道ルートです。
3. 準学士・学士号コース(Advanced Diploma / Degree)
● 期間: 3年〜4年間
● 内容: より深く、高度な理論と実践を学びます。3年制(Advanced Diploma)はより技術を深め、4年制(Degree)は大学と同じ「学士号」を取得できます。
● 卒業後: 大学卒業と同じ扱いで、3年間の就労ビザ(PGWP)の対象となります。
4. ポスト・グラデュエートコース(Post-Graduate)
● 期間: 1年〜2年間
● 内容: すでに日本の大学や専門学校を卒業した方向けの「専門専攻コース」です。今のスキルにカナダの知識をプラスして、キャリアアップや現地就職を狙うためのプログラムです。
● 卒業後: コース期間に合わせた就労ビザ(PGWP)の申請が可能です(1年なら1年、2年なら3年)。
2025年以降のルール改正により、以前のように「卒業すれば必ず就労ビザ(PGWP)がもらえる」という状況ではなくなったため、現在はカナダが人手不足としているSTEM(科学・技術・工学・数学)、医療、建設、農業、交通、物流といった重点分野に関連するプログラムを戦略的に選ぶことが、ビザ取得のおいて有利な条件となります。
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カナダのコミュニティカレッジへの進学方法・条件

進学条件
英語力の条件
学校や専攻によって条件は異なりますが一般的にIELTS 6.0 / TOEFL iBT 80程度の英語力が必要になります。
高校の卒業証明書/成績証明書
高校を卒業していることが大前提となります。(日本の高校でOK)
その中で高校の成績や受講科目の条件がある場合がございますので希望のカレッジの条件を確認しましょう。評定平均としては5段階で3.0以上が望ましいです。
絶対に3.0が必要という訳ではないので高校の成績だけで諦める必要はございません。
理系のプログラムを希望される場合は成績表に理系科目が必要となり、75%~85%の成績を収めている必要がある場合もございます。
人気のカレッジや専攻では枠が狭くなるため、面接や適性試験を行う場合もあります。
入学条件については各カレッジ、専攻によって異なりますのでカウンセラーにご相談ください。
進学方法
カレッジ側が提示している条件を満たしていれば書類関係を進めて直接の入学が可能となります。
語学力が足りない場合
カレッジと提携の語学学校から進学
こちらは現在進学される方の中で一番多い進学方法になります。
カレッジや大学は語学学校との提携があり、Pathwayという制度で条件付きの進学が認められています。IELTS などのスコア取得ではなく学校が定めた授業を受講し、語学学校の進級テストに合格することにより英語力の条件が認めれます。
また語学学校は多くの進学先と提携しているため、語学学校の就学期間中に進学先を決めていく事が可能です。
語学学校入学前に、目安として何週間語学学校に通えばコミュニティカレッジに入学できるかを簡易テストで判断するため、進学スケジュールを事前に決めることができます。
カレッジ内にある語学学校から進学
進学したいカレッジが決まっている方や、進学が難しいと言われているカレッジを希望している方におすすめの進学方法です。
カレッジ直属の語学学校という事もあり他校からの進学よりも有利になると言われています。またカレッジや大学付属の語学学校に比べて授業時間が多く進学までの期間が短くなるというメリットもございます。
IELTS /TOEFL iBTスコアを取得して進学
こちらの場合は語学学校に通わないといけないということはなく、スコアの取得ができれば問題ございません。語学学校の指定もない為自由に語学学校を選ぶ事ができます。
デメリットとしては、試験のスコアをいつ取得できるかはご自身の頑張り次第のため、コミュニティカレッジへの進学スケジュールが立てづらいという点がございます。
高校の成績が足りない場合
理系の専攻を希望していても高校は文系で卒業している方も多いのではないでしょうか?カレッジへの入学に必要な成績を補う為にオンラインで必要な科目の単位を取得する事ができます。
カレッジとは別に半年程の時間がかかる事や英語での受講が必要になりますのでハードルは高くなりますが、希望の専攻がある場合はこちらの方法も検討してみましょう。
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カナダでコミュニティカレッジ卒業後の進路について

大学編入
カレッジ進学者の多くは4年生大学への編入を目指します。現地での就職や日本に帰国してからの事も考えると、カレッジ卒業後に直接就職を目指すより、学歴という点においては圧倒的に有利になる事が理由の1つとしてあげられるでしょう。
大学編入に関してはカレッジでの成績が重要になりますので、編入を希望している方はカレッジでの勉強をしっかりして成績を納めましょう。
PGWPを利用して現地就職
カナダで8か月以上フルタイムでの就学、公立または政府指定私立の大学、大学院、カレッジを卒業する事によってPGWPという就労ビザの取得が可能となります。
カレッジを卒業後に大学に編入をしないで現地就職をして将来的には移住を目指す方も多くいらっいます。PGWPの制度については下記記事をご覧ください。
コミュニティカレッジ卒業後の進路については以下の記事でも詳しくご紹介していますのでご覧ください。
コミュニティカレッジからカナダの4年生大学への編入について
4年制大学への編入はコミュニティカレッジのコースを終えて、大学側に単位の認定をしてもらう必要がございます。
提携のない大学などでは単位が認められないケースもありますので、どの大学でどの単位が認めれらるかカレッジのカウンセラーと確認しながら編入先の大学を決めていきましょう。
編入に関しては単位の認定だけでなく成績も評価の対象になります。名門大学の様に枠の狭い大学の場合は面接試験などもある事や、成績優秀者から選ばれる為かなり難しい道のりとなります。
希望の大学がある場合は少しでも良い成績を提出できる様に頑張りましょう。
また、ブリティッシュ・コロンビア州は編入制度に積極的な州になりますので大学編入を少しでも有利にしたい方はBC州を選ぶのがおすすめです。
ブリティッシュ・コロンビア州ではカレッジの1単位が大学の1単位として移行可能ですが、オンタリオ州ではカレッジの1単位は大学の0.5単位になります。
そのため、ブリティッシュ・コロンビア州では4年で大学卒業が可能ですが、オンタリオ州では最低でも5年かかることになります。
コミュニティカレッジの3つのメリット

①留学生の割合が低い
学校により留学生の割合は異なりますが学校全体で10%~20%と、80%以上の学生がカナダ国内の学生となっています。
英語力の向上はもちろん、現地の人との繋がりは就職だけでなく様々な面でメリットがありますのでおすすめです。
②大学に4年間通うより費用が安くなる
カレッジの2年間は大学に比べて学費が安くなる為、現地の学生もカレッジから4年生大学に編入をしています。海外での大学進学は費用が高くなりますのでカレッジからの進学で費用を節約していきましょう。
しかし名門大学や専攻によっては編入が難しくなる為、付属の語学学校から直接4年生大学を目指す必要がある場合もございます。
③就職率が高い
カレッジ卒業後は4年生大学への編入ではなく、就職を検討している学生も多くなります。公立カレッジからの就職率は非常に高く、卒業後はPGWPを利用して就労をしています。
カレッジでは就職の為のサポート体制が充実している事や企業との繋がりがあることが就職率が高い理由としてあげられます。
コミュニティカレッジの3つのデメリット
①卒業するのが大変
英語力の証明と成績証明などで入学許可がおり、大学に比べて進学がしやすいというメリットはありますが、現地での就学は課題も多く簡単に良い成績を取る事はできません。
しっかり勉強をしないと大学編入どころから卒業が難しくなります。真面目に勉強をする必要がありますので覚悟して入学をしましょう。
②他国のCollegeと比べて入学条件の英語力が高い
カナダはアメリカやオーストラリア等のCollegeに比べて英語力の条件が少し高くなります。入学までにかかる時間が少し長くなるというデメリットはありますが、実際は入学後の事を考えると非常に良い条件となっています。
必要最低限の英語力ではなく質の高い教育を受ける為に必要なことの一つと言えるでしょう。
③地元住民が優先
コミュニティカレッジはもともと、地域住民の為に始まった学校ということもあり、基本的に地元住民の方が優先的に入学できる様になっています。人気の専攻や学校によっては留学生の受け入れがない場合もございます。
最近では、積極的に留学生を受け入れる体制になってきておりますが、都市によって異なる点もございますのでご相談頂ければと思います。
カナダのコミュニティカレッジの学費について
カナダの公立カレッジでの学費は、大学と比較すると抑えられているものの、2026年現在は物価上昇やビザ申請ルールの変更により、より緻密な資金計画が求められています。
授業料の相場は年間で約13,000ドル〜22,000ドル(約145万〜240万円)程度となっており、特にITや工学系など、高額な機材や施設を必要とする専門コースは文系科目よりも高めに設定される傾向があります。
さらに学費以外にも、教材費や健康保険料、学生会費などの諸費用が年間で約2,500ドルから4,000ドルほど加算されるため、これらを合算したトータルコストを把握しておくことが重要です。
加えて、2024年以降は学生ビザ申請時の「生活費の資金証明(Proof of Funds)」の基準も大幅に引き上げられており、2026年現在は授業料とは別に年間で22,895ドル(約250万円)以上の資金を証明することが必須条件となっています。
そのため、初年度の総予算としては、航空券や当面の予備費を含めて450万円〜500万円程度を準備しておくと、現地での生活や学習に専念できる安定したスタートを切ることができます。
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カナダで人気のコミュニティカレッジ3選
Seneca College

カナダで非常に知名度の高い大規模校、毎年3500人以上の留学生を受け入れており海外からの学生へのサポートも充実しております。編入だけでなく就職の実績も強いことから安心して進学する事ができます。
Camosun College

ブリティッシュコロンビア州、ビクトリアにあるコミュニティカレッジになります。160以上のプログラムが開講されていることやビクトリア大学編入への強いコネクションがあることから非常に人気のあるコミュニティカレッジとなっています。
George Brown College

トロントの中心にあるこちらのCollegeは就職に強い事で有名な学校です。コースの展開も豊富で留学生から人気を集めています。カナダ政府からも高い評価を受けていますので教育の質に関しては保証されています。
この他にもカナダ全土に多くのカレッジがございますので、コミュニティカレッジに興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。
なお、アメリカにもコミュニティカレッジがございますので、詳細を下記リンクにご紹介しております。
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