社会人のカナダ留学にかかる費用は?5つの節約法も必見

社会人としてのキャリアアップやリフレッシュを目的に、カナダへの留学を検討する方が増えています。しかし、仕事を休職あるいは退職して渡航する場合、やはり気になるのは「費用」ではないでしょうか。カナダは他国と比較して費用対効果が高いと言われていますが、留学期間やスタイルによって予算は大きく変動するため、資金計画なしに渡航すると、現地で生活が苦しくなるリスクがあります。

本記事では、1ヶ月から1年までの期間別費用相場やその内訳を徹底解説します。具体的な資金計画を立て、夢の実現に向けた一歩を踏み出しましょう。

社会人のカナダ留学にかかる費用の全体像

カナダ留学の費用は、渡航期間や学校の種類、滞在スタイルによって大きく異なります。まずは期間ごとの目安を把握し、自身の予算と照らし合わせることが大切です。以下に期間別の概算費用と、主な内訳項目をまとめました。

期間費用の目安(総額)学費の目安滞在費・生活費の目安
1ヶ月約37万円~83万円10~26万円12~26万円
3ヶ月約100万円~156万円31~78万円38~78万円
6ヶ月約160万円~350万円62~156万円78~156万円
1年約280万円~620万円124~312万円156~312万円

※航空券や保険、ビザ代を含む総額の目安です。レートや生活水準により変動します。

学費

学校に通う場合、留学費用の中で大きな割合を占めるのが学費です。社会人に人気の語学学校に通う場合、1ヶ月あたり約10万円から15万円程度が相場となります。

授業時間数や受講するコース(一般英語、ビジネス英語、試験対策など)によって金額は変動し、専門性の高いコースほど高額になる傾向があります。また、社会人のキャリアアップとして注目されている「Co-op(コープ)留学」の場合、半年から1年以上のプログラムが主流です。カレッジで専門知識を学ぶ期間と現地企業で働く期間が含まれており、1年間のプログラムで学費は約100万円から200万円程度が目安となります。

ただし、Co-op留学は後半のインターンシップ期間中に収入を得られるため、実質的な自己負担額を抑えられる点が大きな魅力と言えるでしょう。

生活費

現地での生活費には、主に家賃(滞在費)、食費、交通費、通信費などが含まれます。特に大きな割合を占めるのが家賃であり、都市によって相場はさまざまです。バンクーバーやトロントなどの大都市は家賃が高騰しており、1ヶ月あたりの滞在費はホームステイやシェアハウスで約8万円から12万円、あるいはそれ以上を見込んでおく必要があります。

カナダでは外食時の税金やチップ(15〜20%程度)が必要になるため、ランチでも1,500円以上かかることが珍しくありません。自炊を徹底すれば食費を月3万円程度に抑えることも可能ですが、外食を楽しむ頻度が高い場合は月5〜6万円程度を見積もるべきでしょう。日々の生活スタイルが総額に直結するため、予算管理が重要です。

その他(初期費用など)

学費や生活費以外にも、渡航前にはさまざまな初期費用が発生します。まず必須となるのが往復の航空券代で、時期や購入タイミングによりますが、約10万円から20万円程度が相場です。また、安心して生活するために欠かせない海外留学保険は、補償内容によりますが1ヶ月あたり、1.5万〜3万円、年間で20万〜30万円ほどかかります。

ビザ申請費用も忘れてはいけません。6ヶ月未満の短期滞在であれば「eTA(電子渡航認証)」の申請(7カナダドル)のみで済みますが、長期滞在の場合は学生ビザ(150カナダドル)や生体認証の登録料(85カナダドル)が必要です。さらに、現地での携帯電話契約や交通系ICカードの購入費、交際費なども予備費として考慮しておきましょう。

初期費用として余裕を持って準備することが、現地での安心につながります。

カナダ留学費用の節約法5選

留学費用は決して安くありませんが、工夫次第で大幅に節約することが可能です。質を落とさずにコストを抑えるには、渡航前の準備段階や現地での選択が鍵となります。

ここでは、社会人が賢く留学するための具体的な5つの方法を紹介します。

① 最低限の留学期間に抑える

留学費用を抑える最も確実な方法は、目的に合わせて無駄な滞在期間を削ることです。

社会人留学では、限られた時間の中で最大の成果を出すことが求められます。例えば、英語力を伸ばしたい場合でも、漫然と長く滞在するのではなく、目標スコアや習得したいスキルを明確にし、それに必要な期間だけ学校に通う「短期集中型」のプランを立てましょう。

ただし、費用節約を意識しすぎて期間を極端に短くするのは考えものです。英語力の向上や異文化理解には一定の時間が必要であり、特にキャリアアップを目指す場合は、少なくとも3ヶ月から半年程度の期間を確保することで、より実践的なスキルが身につきます。

カナダ留学の目的達成に必要な留学期間を見極めましょう。

② 授業料前払い割引や早割を利用する

語学学校やカレッジの授業料を節約するには、各学校やエージェントが提供する割引制度を積極的に活用するのがおすすめです。

多くの学校では、数ヶ月前に入学手続きを完了させることで適用される早割や、長期コースを一括で申し込むことによる授業料割引キャンペーンを実施しています。
また、エージェント独自で行っている、入学金免除や授業料の一部割引も必見です。授業料は毎年値上がりする傾向にありますが、早めに申し込むことで、翌年の入学でも現在の料金(値上げ前の価格)が適用されるケースも少なくありません。

留学を決意したら、まずは最新のキャンペーン情報を収集し、タイミングを逃さずに申し込みましょう。数万円から十数万円単位の節約につながる可能性があります。

③ 現地でのアルバイトやインターンを組み合わせる

現地で収入を得ながら生活することは、費用の持ち出しを減らす非常に有効な手段です。

カナダでは、ワーキングホリデービザやCo-op(有給インターンシップ)制度を利用することで就労が認められています。特にCo-op留学は、座学期間の後に有給インターンシップが含まれており、学びながら現地の企業で働く経験とお金の両方を得ることが可能です。

カナダの最低賃金は州によって異なりますが、日本と比較しても高めの水準であることが多く、チップ文化のある飲食店などで働けば、生活費の大部分を現地収入で賄うことも夢ではありません。社会人経験がある方は、日本での職歴を活かしてオフィスワークや専門職に就ける可能性もあり、アルバイト以上の収入とキャリア実績を得られるチャンスがあります。

④ 長期割引のある学生寮やシェアハウスを利用する

滞在費は生活費の中で最も大きなウェイトを占めるため、長期割引のある学生寮やシェアハウスを選択しましょう。ホームステイは食事付きで安心感がありますが、費用が割高になりやすいのでおすすめできません。
シェアハウスであれば、家賃をホームステイよりも安く抑えられるだけでなく、自炊をすることで食費の節約にもつながります。都市の中心部(ダウンタウン)は家賃が高騰しているため、公共交通機関で通学可能な郊外(ゾーン2など)に住む場所を変えるだけでも、月々の固定費を数万円単位で削減できるでしょう。

⑤ 航空券や保険の予約を早めに手配する

渡航にかかる初期費用の中で、航空券代は購入時期によって価格が大きく変動します。一般的に、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などの繁忙期は航空券が高騰するため、可能であれば2月・3月や10月・11月などの閑散期(ローシーズン)を狙って渡航するのがおすすめです。

また、直行便よりも経由便を選ぶことで数万円安くなるケースもあります。航空券は渡航日が近づくほど高くなる傾向があるため、スケジュールが決まり次第、早めに予約することが鉄則です。留学保険についても同様で、渡航直前ではなく余裕を持って比較検討し、自分に必要な補償内容を網羅しつつリーズナブルなプランを選ぶことで、無駄な出費を防ぐことができます。

留学費用を抑えるための奨学金や支援制度

資金面で留学を諦める前に検討したいのが、返済不要の給付型を含むさまざまな奨学金制度です。学生だけでなく社会人が利用できる制度も実は多く存在します。
ここでは主な3つの支援カテゴリーについて解説します。

学校独自の奨学金や割引制度

カナダの大学やカレッジ、語学学校の中には、留学生向けに独自の奨学金(スカラシップ)や入学金免除制度を設けているところがあります。これらは「Entrance Scholarship」などと呼ばれ、入学時の成績や英語スコア、エッセイの内容によって審査されるものが一般的です。

例えば、成績優秀者に対して授業料の一部が減免されたり、特定の国籍の学生を対象とした割引が適用されたりするケースもあります。また、自動審査で給付されるものもあれば、別途申請書類が必要な競争型のものもあるなど、奨学金の種類によって条件はさまざまです。

志望校が決まったら、公式サイトや留学エージェントに必ず確認しましょう。返済不要な奨学金が多いので、採用されれば学費の負担を直接的に減らすことができます。

国際留学生向け奨学金

カナダ政府や公的機関が主導する留学生向けの奨学金制度も存在します。代表的なものとして、カナダ外務省が支援する「Emerging Leaders in the Americas Program (ELAP)」や、極めて優秀な大学院生を対象とした「ヴァニエ・カナダ大学院奨学金」などです。

どちらも支給額が高額で魅力的ですが、応募条件が厳しく、高い語学力や学業成績、研究実績が求められることがほとんどです。また、特定の提携校への留学に限られる場合や、大学を通じての推薦が必要なケースも多いため、ハードルは高い傾向にあります。しかし、専門的な研究や高度な学位取得を目指す社会人にとっては、挑戦する価値のある大きなチャンスと言えるでしょう。

自身の留学目的が研究や高度専門職に関連する場合は、ぜひチェックしてみてください。

日本の民間団体・企業の支援制度

日本国内にも、留学を志す社会人を支援する制度があります。有名な「トビタテ!留学JAPAN」は官民協働のプロジェクトで、多様なコースがあり返済不要の奨学金が支給されますが、年齢制限や要件があるため確認が必要です。また、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金には貸与型(第二種)があり、社会人でも条件を満たせば海外留学資金として利用できる場合があります。

さらに、民間企業や財団法人が提供する奨学金も見逃せません。例えば伊藤国際教育交流財団や中島記念国際交流財団などは、海外の大学院で学ぶ日本人を対象に手厚い給付型奨学金を提供しています。ただし、多くは募集時期が限られており(年に1回など)、準備に時間がかかるため、留学計画の初期段階からリサーチを始めることが重要です。

まとめ:LALALAで留学を成功させよう

社会人のカナダ留学は、決して安い投資ではありませんが、適切な計画と節約術を駆使すれば、予算内で実現可能です。期間の最適化や現地での就労、そして奨学金の活用など、打てる手は数多くあります。留学で得られる語学力や専門スキル、そして異文化での経験は、帰国後のキャリアや人生においてかけがえのない財産となるでしょう。

留学エージェントの「LALALA」では、一人ひとりの予算や目的に合わせた最適なプランを提案し、夢の実現を全力でサポートしています。LALALAの無料カウンセリングを活用して不安な費用面もクリアにし、自信を持ってカナダへの一歩を踏み出しましょう。