【Vanwest College体験談】“完璧じゃなくていい”と気づかせてくれたカナダ留学


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Point

お名前:飯島征良

通学した学校:Vanwest College

受講コース:EAP200/300 (ESL), Crross-cultural business Communication (VCP), Advanced Business English (ESL)

留学のきっかけ


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幼い頃から海外や英語に興味があったこと、教科の中で得意だったことから、旅行ではなく英語圏で生活して自分の英語を試してみたいと思ったのが最初のきっかけです。現実的に留学を考えた、留学する決め手となったのは、将来や進路に悩み、何か見つけるには大きく環境を変えて頑張るしかないと感じたことです。

カナダを選んだ理由

カナダへの渡航は初めての留学、長期滞在でした。留学は自分の決断ですが、実際に現地での生活に対する不安や懸念点は誰しもあると思います。バンクーバーは移民の方やアジア人が多いと知り、自分以外にも異国の地で生活している人が多くいるのは自分にとっても励みになったり孤独になりづらいかなと思ったのが理由です。自然もあり利便性も良いというバンクーバーの特性が都会のごちゃごちゃした雰囲気が苦手な私にも合っているかなと感じました。

留学してよかったこと、自分がどう変わったか


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許せることがすごく増えた気がします(笑)想定外の出来事や対応に対しても、そんなものかなと。人それぞれ、性格、仕事、得意なこと、食文化、服装、宗教などすべて違うので、相手を変えようとしたり自分が相手と同じようなろうとしたりせず、お互いが相手を尊重しながら自分らしくいればいいかなと感じました。

留学中の苦労


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すべてを自分で解決しないといけないことだと思います。体調が悪くなった時、何かの手続き、契約がある時に自分しかいないという状況は留学生が乗り越えていく現地生活での壁だと思います。

 

会話に関しては、クラスの専門的な議題についてのディスカッション、アサイメント以外で特に困ることはありませんでした。他の都市、国は分かりませんが、バンクーバーではあらゆる言語が飛び交っていて、街で日本語を話していて睨まれることはありません。みんな普段は英語で会話して、同じバックグラウンドを持った人とはその共通の言語で話すということが当たり前だからだと思います。ただ渡航前から、ある程度英語力があるに越したことはないし、不安要素のうち、唯一国内にいる時から対策できるものだと感じました。関わるコミュニティーが広がっていくほど、もっと勉強しとけば。。;勉強していくほど自分の英語力の無さが…といった悩みや葛藤は常にあったので。

バンウェストの授業

私が受講したクラスの中のEAP300、ビジネス、VCPのクロスカルチャーの先生たちは本当に賢くてそれぞれスタイルは違いましたが、人としても自分と感覚が合ってクラスはすごく楽しかったです。ただ考えるクラス、課題が多くて遊びみたいな楽しさはなく、頭は疲れました。特にEAPの時は放課後はほとんど遊んでいません。ただ、それがあっていろんな面で成長できたと思うので、やってよかったと当時も今も感じています。

アクティビティについて


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私は数回しか参加していませんが、毎日開催していて内容も毎日違うので、どこに行けばいいか、何をしたらいいかも分からないという留学初期にぴったりだと思います。色んなスポットに行けます。

英語力の変化

リスニングが伸びたと思います。周りでもリスニング力が高い人は必然的に話すのも上手な印象でした。聞こえる単語が多いということは理解している単語、文法・表現、使える単語のレンジがそれだけあるということですし、バンクーバーは色んなアクセントの英語が聞こえてきます。相手のアクセント、発音のミスのせいにして聞き取れないと思っていたけど、自分の英語力の問題なのでは?と自分の姿勢を見直してからは、常に先生や現地の人の話している内容によく耳を傾けて、文章、表現として理解できるようになり、自分が使う表現の幅が広がりました。なんとなく聞こえてきた単語だけで相手の質問を予測すると回答がずれるので、聞こえるようになってきてからは現地の人も会話を続けてくれるようになりました。

学校スタッフについて

滞在先、コース、クラス変更に関する手続きなどは日本人スタッフの方が対応してくれます。書類系は安心です。バンフ旅行にアクティビティで参加したときは一緒に過ごした学校スタッフの方もいます。気さくで楽しかったです。

クラスメイトについて

大変な課題を一緒に乗り越えたクラスメイトとは仲良くなります。色んな年齢層(学生、社会人など)の仲間に出会いました。知らない世界の人たちと関わって話を聞けて連れてってもらえて楽しかったです。一回り上のお友達も結構いますがすごく仲良くしてもらっていました。

バンクーバーについて


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最高でした!利便性がよく、人の国籍も様々で、北米感は味わえるけどシステムはアジアのような融合された都市で居心地がよかったです。色んな国のご飯が食べられますし、手に入ります。なぜかバブルティーに最後ハマってました。電車が自動運転で何本もくるし路線もシンプルで個人的には日本の電車より便利ですごく快適でした。人も優しくて、コンパスカードというPASMOのようなパスを駅付近で落とした時もどなたかがセンターに届けてくれていました。

 

冬はしんどい気持ちが大きかったです。バンクーバーはカナダで1番温暖なので寒さが過酷というより、毎日曇りか雨というのが大変でした。でも時間の使い方次第だと思うので、冬は勉強(日本語に興味がある現地の方との言語交換やpublic libraryのESLサークルなどに週末参加していました)、仕事を頑張って夏は毎日ひたすらビーチ行ったり現地の人みたいにパティオで暗くなる10時くらいまでチルすればいいと思います(笑)

滞在先について

隣町のバーナビーからダウンタウンまで1時間くらい毎日通っていましたが、閑静な住宅街で綺麗で本当に良い場所で気に入っていました。周りからは乗り換えもあるしなんでそんな遠いところに?と言われたりもしましたが、Uberや知り合いに車で家まで送ってもらったときは必ずgood nighberhood eh..?と言ってくれていました:)

 

私のホストファミリーはアジアンカナディアンのお家で、感覚はアジアに近い部分もありつつカナダ人の自由さもあり、学生が使う階の掃除とゴミ出し以外のハウスルールは学生次第でした。家電も学生用にあったので寛容なホームステイ先だった気がします。子どもたち3人、長くいたルームメイトのおかげで色んな思い出があります。ネイティブの話し方、表現を聞けるのも勉強になってました。 立地、治安など何を優先するかによると思いますが、私は毎日帰る環境が大切だったので距離は特に気にならなかったです。シェアハウスも一時期していましたが、ホストファミリーでもどちらでも他の人と一緒に人様の家に住むので不満が何も無いとステイ先は存在しないと思います。改善してほしいことがあれば相手を尊重したうえで内容を伝えたり、何か一緒にできることを自分の口から提案することが大切だと思います。

留学検討中の方へアドバイス

元々海外に住むのは向いていないと思っていたのですが、お金さえあればバンクーバーのほうが良いと思うくらい良かったです。楽しい思い出は記憶として1番鮮明ですが、振り返ると辛いことのほうが多くて帰りたいと思う時もありました。でもよく言われることかも知れませんが、友達ができ始めると充実してきます。何より留学してよかった理由は、出会った人々と世界中に友達がいることです。全員を信用するのは危険ですが、日本と場所が違っても変わらず思いやりを持って明るくいることや、優しく過ごすことが大切だと感じました。そうしていれば自然と良い仲間・コミュニティーに出会えると思います。

 

留学は大きなお金がかかる重大イベントですが、渡航後の懸念される出来事より得られる経験を考えて前向きに検討していただきたいです。