カナダ留学中にバイトはできる?時給・探し方・成功するポイントまで

カナダ留学を検討中の方にとって、現地でのアルバイトは生活費の補填や英語力向上につながる大きな魅力です。しかし、「学生ビザで本当に働けるの?」「どんな仕事がある?」といった疑問も尽きないでしょう。実は一定の条件を満たせば、留学生でも合法的に就労が可能です。

本記事では、カナダ留学中のバイト事情やビザのルール、時給相場から探し方までを徹底解説。充実した留学生活を送るためのヒントをお届けします。

カナダ留学中にバイトは可能?基本ルールを解説

カナダでは留学生であっても、適切なビザと条件が揃えばアルバイトが許可されています。ただし、無制限に働けるわけではなく、政府が定めるルールを遵守しなければなりません。

まずは就労に必要なビザの種類や労働時間の制限といった基本知識を押さえましょう。

就労可能なビザの種類

留学生が働くための主な方法は、就労許可付きの学生ビザを取得することです。

政府指定校に6ヶ月以上通うフルタイム学生であれば、キャンパス内外での就労が認められるケースがあります。また、ワーキングホリデービザなら就労制限がほぼなく、Co-opビザではインターンシップとして就労可能です。一方で、語学学校への短期留学や観光目的のeTAでは原則として就労不可となるため注意してください。自分のビザに「就労可能」という条件が記載されているか、必ず確認しましょう。

1週間あたりの労働時間

学生ビザでオフキャンパス(学外)にて働く場合、授業が行われる学期中は「週20時間まで」という制限があります。

学業が本分であるため、このルールは厳格に守らなければなりません。しかし、夏休みや冬休みなどの公式な長期休暇(Scheduled Break)に入れば、週40時間以上のフルタイム就労が可能となります。これにより、長期休暇を利用して集中的に稼ぐ留学生も少なくありません。

なお、オンキャンパス(学内)での就労には基本的に時間制限がない点も覚えておくと良いでしょう。

違法就労にならないための注意点

違法就労を避けるためには、まず自身の学生ビザに記載された条件を厳守することが不可欠です。例えば、語学学校生で就労が許可されていないにもかかわらず働くことは重大な違反となります。

また、就労を開始する前には必ず「SIN(社会保険番号)」の取得が必要です。これは税務管理に使われる重要な番号で、取得せずに働くと違法とみなされます。さらに、学校を退学したりフルタイム学生でなくなったりした時点で就労資格を失うため、学籍の維持にも気を配らなければなりません。

カナダ留学中のバイト内容と時給の目安

カナダの最低賃金は州ごとに異なり、日本より高水準な傾向にあります。留学生に人気の職種も多岐にわたり、チップ収入が見込める仕事も多いです。以下に代表的な職種と時給目安をまとめました。

職種時給目安(CAD)日本円換算目安
飲食店スタッフ$15.00~$18.00 + チップ約1545円~ + チップ
小売店スタッフ$15.00~$17.00約1545円~
ホテル・清掃$15.00~$20.00約1545円~
オフィス・事務$16.00~$25.00約1648円~

(※1CAD=103円換算の場合)

飲食店スタッフ(カフェ・レストラン・ファストフード)

カフェやレストランのサーバー、キッチンスタッフは留学生にとって最も身近な仕事の1 つです。特にサーバーなどの接客業は、基本給に加えてチップ収入が得られるため、トータルの収入が高くなる傾向にあります。

日本食レストラン(ジャパレス)は採用されやすい一方、英語環境を求めるならローカルのカフェやレストランへの挑戦がおすすめです。活気ある職場で実践的な英語力を磨ける絶好の機会となるでしょう。

小売店スタッフ(スーパー・雑貨店・衣料品店)

スーパーマーケットのレジ打ちや品出し、アパレルショップ、お土産屋での販売員も人気があります。飲食店ほどのチップ収入は期待できませんが、安定したシフトで働ける場合が多いのが特徴です。

接客を通じて日常英会話や商品知識に関する語彙が増えるメリットもあります。特に観光地のお土産屋やアパレル店では、お客様との会話を楽しめるため、コミュニケーション能力を重視する人に適しているでしょう。

ホテル・宿泊施設スタッフ(フロント・清掃)

観光大国であるカナダでは、ホテルや宿泊施設での求人も豊富です。ハウスキーピング(客室清掃)は接客が少ないため英語力に自信がない初心者でも始めやすく、チップがもらえることもあります。

英語力に自信があれば、フロント業務に挑戦するのも良いでしょう。電話対応やチェックイン業務を通じて、高いレベルのビジネスマナーや英語力の習得が可能です。リゾート地などでは住み込みの求人が出ることもあります。

ベビーシッター・家庭教師などの個人向けサービス

個人契約やマッチングサイトを通じて、ベビーシッター(ナニー)や家庭教師として働く留学生も多いです。

特に日本人の子供向けに日本語を教えたり、現地の子供の世話をしたりする仕事は、信頼関係が重視されるため責任感が求められます。時給は交渉次第で高くなるケースもあり、家庭内での生きた英語や文化に触れられる点が魅力です。ただし、個人間の契約になることが多いため、条件面は事前にしっかり確認しましょう。

オフィスアシスタント・インターンシップ(学校提携含む)

企業でのデータ入力や事務補助、マーケティングアシスタントなどのオフィスワークは、将来のキャリアに直結する貴重な経験です。

特にCo-opプログラムを利用する学生は、有給インターンシップとして現地企業で働くことができます。英語力だけでなくパソコンスキルや専門知識が求められるため難易度は高めですが、ビジネス英語や北米の職場文化を肌で感じられるため、就職活動時のアピール材料としても非常に有効です。

カナダ留学でのバイト探しの方法

カナダでの仕事探しは、日本とは異なるアプローチが必要な場合があります。求人サイトの利用だけでなく、直接お店に出向く方法や人脈作りも一般的です。ここでは主要な5つの探し方を紹介します。

求人サイト・掲示板で探す

オンラインでの検索は最も手軽な方法です。「Indeed」や「Monster」といった世界的な求人サイトのほか、日本人留学生向けの情報サイト「JP Canada」や「e-Maple」も非常に役立ちます。

日本語サイトでは日本食レストランの求人が多く、英語サイトではローカル企業の募集が見つかります。特に「Craigslist」や「Kijiji」は現地で広く使われていますが、情報の信頼性を自分で見極める必要があるため注意して利用しましょう。

学校のキャリアセンターを利用する

カレッジや大学にはキャリアセンターが設置されており、学生向けの求人情報を提供しています。レジュメ(履歴書)の添削や面接練習などのサポートも受けられるため、積極的に活用すべきです。

また、学内で行われるジョブフェアに参加することで、企業の担当者と直接話すチャンスも得られます。キャンパス内の求人(オンキャンパス)は競争率が高いですが、学業との両立がしやすいため、掲示板をこまめにチェックしましょう。

友人・ネットワーク・口コミで見つける

カナダはコネクション(人脈)が採用に大きく影響する社会です。友人やクラスメイト、ホストファミリーに「仕事を探している」と伝えておくことで、求人が公になる前に紹介してもらえることがあります。

既に働いている知人からの紹介であれば、職場の雰囲気や条件を事前に知ることができるため安心でしょう。日頃から周囲と良好な関係を築き、積極的にネットワーキングを行う姿勢が、思わぬチャンスを引き寄せます。

直接店舗や企業に問い合わせる

日本ではあまり馴染みがありませんが、カナダではレジュメ(履歴書)を持って直接お店を訪問する「レジュメ配り」が一般的な就活方法の一つです。

店頭に「Hiring(募集中)」の貼り紙がある店はもちろん、なくても興味がある店には飛び込みで自分を売り込みます。マネージャーに直接手渡すことで熱意をアピールでき、その場で面接につながることも。断られることも多いですが、度胸と行動力が評価される文化です。

ソーシャルメディアを活用する

FacebookのコミュニティグループやLinkedInなどのSNSも有効なツールです。

地域ごとの求人グループや、留学生コミュニティでは頻繁に「求むスタッフ」といった投稿がされています。特にLinkedInはビジネス特化型のSNSであり、オフィスワークやインターンシップを探す際にプロフィールを充実させておくと企業からの連絡も期待できるでしょう。SNS上の情報はリアルタイム性が高いため、こまめにチェックして素早く反応することが重要です。

バイト成功のために押さえたいポイント

せっかく仕事が見つかっても、トラブルに巻き込まれたり短期間で解雇されたりしては意味がありません。採用前後や勤務中に気をつけるべきポイントを押さえ、充実したワークライフを実現しましょう。

求人票や契約書を読んで時給・条件を必ず確認する

雇用契約を結ぶ前に、時給や勤務時間、給与支払い方法などの労働条件をしっかり確認することが不可欠です。

カナダにも最低賃金を下回る条件で働かせる、いわゆる「ブラックバイト」が存在します。口約束だけで済ませず、雇用契約書(Employment Contract)を書面で受け取り、内容を理解してからサインしましょう。特にチップの分配方法や、トレーニング期間中の給与については曖昧になりがちなため、面接時や採用決定時に明確にしておくことが自分を守るために重要です。

面接では自分の強みと働ける時間を明確に伝える

面接では、自分が「何ができるか(スキルや経験)」と「いつ働けるか(Available Time)」をはっきりと伝える必要があります。

特に学生ビザの場合、週20時間という制限があるため、授業のスケジュールと照らし合わせて勤務可能な曜日や時間帯を具体的に提示しましょう。また、日本でのアルバイト経験も大きなアピールポイントになります。英語が完璧でなくても、笑顔でハキハキと話し、熱意やポジティブな姿勢を見せることが採用への近道です。

給与やチップの受け取りは記録をつけて管理する

働き始めたら、給与明細は必ず保管し、自分でも勤務時間や受け取ったチップの額を記録しておきましょう。カナダでは留学生もタックスリターン(確定申告)の対象となり、払いすぎた税金が還付される可能性があります。

チップ収入も課税対象となる場合があるため、正確な記録が必要です。また、給与の支払いが遅れたり、計算が間違っていたりするトラブルもゼロではありません。自分の身を守るためにも、金銭管理を徹底する習慣をつけることをおすすめします。

カナダ留学中バイトに関するQ&A

カナダ留学中のアルバイトに関してよく寄せられる、必要書類や英語力への不安、給与管理など、渡航前に解消しておきたい疑問点をまとめました。渡航前の準備や仕事探しをする際の参考にしてください。

バイトを始めるのに必要な書類は?

アルバイトを始めるために絶対に必要なのが「SIN(社会保険番号)」です。SINは現地のService Canadaなどで申請し、即日発行してもらえます。
また、応募時にはカナダ形式の「レジュメ(履歴書)」が必須です。採用が決まった後は、給与振込のための銀行口座情報や、場合によってはVoid Check(無効の小切手)の提出を求められることもあります。事前に準備を進めておきましょう。

英語力が不安でも働ける?

英語力に自信がなくても働くことは可能です。例えば、飲食店の皿洗いやキッチンスタッフ、清掃業務などは、高度な会話力を必要としないため初心者向けでも採用される可能性があります。
また、日本食レストランであれば日本語環境で働けるケースが多く、最初のステップとして選ぶ留学生も少なくありません。ただし、接客やローカル企業での採用を目指すなら、少しずつでも英語力を高めていく努力が必要です。

時給や給与の受け取り方法は?

給与の支払いは、銀行口座への直接振込や小切手での手渡しが一般的です。カナダの銀行口座を開設しておく必要があります。
給与支払いの頻度は、2週間に1回のケースが多く、日本のような月給制とは異なる点に注意してください。チップに関しては、その日の終わりに現金で受け取る場合や、給与と一緒に振り込まれる場合など店によって様々です。

バイトを掛け持ちしても大丈夫?

アルバイトの掛け持ち(ダブルワーク)自体は可能です。ただし、学生ビザのルールである「学期中は週20時間まで」という制限は、すべての仕事の合計時間で判断されます。
例えば、A店で15時間、B店で10時間働くと合計25時間となり、ビザの条件違反となってしまいます。強制送還などのリスクを避けるためにも、労働時間は厳正な管理が必要です。

まとめ:LALALAで留学を成功させよう

カナダ留学中のアルバイトは、資金面でのメリットだけでなく、生きた英語を学び、現地の文化に深く触れる貴重な機会です。ビザのルールや労働条件をしっかり理解し、自分に合った仕事を見つけることで、留学生活はより充実したものになるでしょう。しっかりとした準備と計画を持って、カナダでの新しい挑戦を楽しんでください。

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