
Q. モントリオールのワーホリはどう?カナダ第2の都市で、家賃がトロントやバンクーバーより安いのが強みです。最低時給はC$16.60(ケベック州・2026年5月〜)。一方で公用語はフランス語なので、英語だけで働ける職場は限られるのが大きな特徴です。
Q. どれくらい残せる?最低時給で週35時間働くと、手取りは月約C$2,140。家賃込みの生活費が月約C$1,810なので、月にC$330ほど残る計算です。家賃が安いぶん、カナダの大都市の中では貯金を残しやすい街です。
モントリオールは、カナダ東部のケベック州にある、トロントに次ぐカナダ第2の都市です。石畳の旧市街やヨーロッパのような街並みが残り、フランス語と英語の両方が使われています。この記事では、モントリオールのワーホリで就ける仕事と時給、フランス語との付き合い方、仕事の探し方、収入と生活費、住むエリア、交通、到着後にやることまでをまとめて解説します。
カナダのワーホリ全体の流れはカナダのワーホリ完全ガイド、街の基本情報はモントリオール留学ガイドにまとめています。
BASIC INFO
モントリオールのワーホリの特徴|基本情報
モントリオールは、トロントやバンクーバーに比べて家賃が安く、生活費を抑えやすい街です。大学が多い学生の街でもあり、カフェやレストラン、夏のフェスティバルなど、ワーホリの仕事につながる場所がたくさんあります。ただし、ケベック州の公用語はフランス語で、仕事探しでは「フランス語ができるかどうか」が選べる職場の幅を左右します。日本との時差は−14時間(夏時間は−13時間)です。
| 比較 | モントリオール | トロント | バンクーバー |
|---|---|---|---|
| 最低時給 | C$16.60 | C$17.95 | C$18.25 |
| シェアハウスの家賃個室・月 | C$700〜1,200 | C$1,100〜1,500 | C$1,200〜1,700 |
| 買い物の税金 | 約15% | 13% | 12% |
| 1月の平均気温 | −9.2℃ | −3.5℃ | 4.1℃ |
| 街の言葉 | フランス語・英語 | 英語 | 英語 |
※ 最低時給はケベック州(2026年5月〜)・オンタリオ州(2026年10月〜)・BC州(2026年6月〜)の金額です。ケベック州の買い物の税金は、連邦の消費税(GST)5%と州の消費税(QST)9.975%の合計です。家賃はカナダの物価とモントリオール留学ガイドと同じ目安です。トロントとバンクーバーについてはトロントのワーホリ完全ガイドとバンクーバーのワーホリ完全ガイドで紹介しています。
MERIT
モントリオールでワーホリをするメリット・デメリット
シェアハウスの個室は月C$700〜1,200が目安で、トロントやバンクーバーより数百ドル安く住めます。
英語を使いながら、日常的にフランス語も聞こえる環境です。2つの言語に触れられるのはカナダでもここだけです。
石畳の旧市街やカラフルな外階段の住宅街など、北米にいながらヨーロッパのような雰囲気で暮らせます。
ジャズや花火、コメディなどのフェスティバルが毎年開かれ、夏はイベントや観光の仕事も増えます。
- 家賃がカナダの大都市の中で安め
- 英語とフランス語の両方に触れられる
- 大学が多く、若い人や学生が多い
- 街並みや食文化がヨーロッパ風
- フランス語が必要な求人が多い
- 冬(12〜3月)の寒さが厳しい
- 買い物の税金が約15%と高め
- 日本食レストランなどの求人は大都市より少ない
LANGUAGE
フランス語ができないと働けない?
結論から言うと、英語だけでも働ける職場はありますが、選べる仕事はトロントやバンクーバーより少なくなります。ケベック州の公用語はフランス語で、お店では最初にフランス語で話しかけられることが多く、接客の求人では「英語とフランス語の両方を話せる人(バイリンガル)」を求めるものが多くあります。
ダウンタウンのマギル大学やコンコルディア大学の周辺、日本食レストラン、観光客の多いお店などは、英語だけで働ける場合があります。
地元のお客さんが多いカフェやレストラン、スーパー、小売店などは、簡単なフランス語での接客を求められることが多くなります。
あいさつや注文の受け答えなど、接客で使う簡単なフランス語を覚えるだけでも、応募できる仕事は増えます。モントリオールには英語とフランス語の両方を学べる語学学校もあるので、最初に学校で英語を固めながら、フランス語の基礎を身につけるのもひとつの方法です。
JOBS
モントリオールで人気の仕事と英語力の目安
ワーホリで就く仕事は、カフェ・レストラン・小売などの接客業が中心です。モントリオールは食の街としても知られ、レストランの数が多いのも特徴です。

大学の周辺やプラトー地区にカフェが多く、ワーホリで人気の仕事です。地元客の多い店では簡単なフランス語も求められます。

名物のプーティンやベーグルの店など、飲食店の数が多い街です。チップが入りやすい一方、バイリンガルを求める店が多めです。

旧港や旧市街の観光施設、夏のフェスティバルなどで、季節ごとのスタッフ募集があります。観光客向けの仕事は英語が使いやすい職場です。
| 仕事 | 英語力 | 特徴 |
|---|---|---|
| カフェ | 中級〜 | 求人が多い。地元客の多い店では簡単なフランス語も必要 |
| 日本食レストラン | 初級〜 | 渡航直後でも始めやすい。店の数はトロントやバンクーバーより少なめ |
| ローカルのレストラン・バー | 中級〜上級 | チップが入りやすい。バイリンガルを求める店が多い |
| 観光・イベント | 中級〜 | 旧港や旧市街、夏のフェスティバルなど季節の募集が中心 |
| 小売・販売 | 中級〜上級 | フランス語での接客を求められることが多い |
※ 最低時給はケベック州の金額で、2026年5月1日から時給C$16.60です。チップを受け取る仕事には別の最低時給が定められています。実際の時給は職種や経験で変わります。仕事の種類や探し方はカナダのワーホリ仕事探しでもくわしく紹介しています。
JOB HUNTING
モントリオールでの仕事の探し方
- 英文レジュメを用意する職歴・スキル・働ける曜日と時間を1枚にまとめます。フランス語が少しでも話せるなら、レベルを正直に書いておきましょう。
- 求人サイトで探すIndeedやKijijiのほか、ケベック州の求人サイトJobillico、日本食レストランの求人は日本語の情報サイトJPCANADAでも探せます。
- お店に直接レジュメを渡すカフェやレストランは、混雑していない午後の時間帯に直接持っていくと話を聞いてもらいやすくなります。最初の一言を「Bonjour」で始めると印象が良くなります。
- トライアル(試し勤務)や面接を受ける飲食店は数時間の試し勤務で決まるのが一般的です。英語で働きたいことを、面接の最初に伝えておきましょう。
夏(6〜8月)はフェスティバルや観光のシーズンで、飲食店やイベントの求人が増えます。冬は観光客が減るため、仕事を探すなら春から夏にかけて動き出すのがおすすめです。
MONEY
収入と生活費|月にいくら残る?
最低時給(C$16.60)で週35時間働いた場合(1ヶ月)
時給C$20で週35時間働いた場合(1ヶ月)
月の収入は時給×週35時間×4.33週。手取りは税金などを約15%差し引いて計算しています。時給C$20は、経験を積んだ場合やチップを含めた場合を想定した試算です。円換算は1カナダドル=約113円です。
| 生活費の内訳 | 1ヶ月の目安 |
|---|---|
| 家賃シェアハウスの個室(C$700〜1,200) | C$950 |
| 食費自炊中心 | C$420 |
| 交通費月パス | C$110 |
| 通信費 | C$50 |
| 日用品・交際費 | C$280 |
| 合計 | 約C$1,810 |
家賃が安いぶん、最低時給でも毎月少しずつ貯金を残せるのがモントリオールの強みです。一方で、買い物の税金は約15%とカナダでも高めなので、外食や買い物が多いと出費はすぐに増えます。冬は暖かい服や靴の費用もかかるので、余裕をもって準備しましょう。1年間の費用の全体像はカナダのワーホリ費用で計算しています。
AREA
ワーホリで住むエリアの選び方

オフィス街と大学、語学学校が集まる中心部。英語を話す人が多く、仕事にも学校にも通いやすい反面、家賃は高めです。
カラフルな外階段のアパートが並ぶ人気の住宅地。カフェやレストランが多く、フランス語が日常的に聞こえるエリアです。
ダウンタウンの西にある落ち着いた住宅地。英語を話す住民が多く、地下鉄で中心部へ通えます。
モントリオール大学の近くにある学生の多いエリア。家賃を抑えやすく、地下鉄の駅も近くにあります。
最初の数週間はホームステイや短期の滞在先に住み、実際に内見してからシェアハウスを決めると失敗が少なくなります。冬は雪が多いので、地下鉄の駅に近いかどうかも大切なポイントです。シェアハウスはKijijiやJPCANADAなどで探せます。下見をせずにお金を送るように求める募集は詐欺の可能性があるので注意しましょう。
TRANSPORT
モントリオールの交通|地下鉄(メトロ)とバス

市内の地下鉄(メトロ)とバスは、STM(モントリオール交通公社)が運行しています。運賃は1回C$3.75で、毎日通勤するなら月パス(C$110)がお得です(2026年7月改定)。地下鉄の駅はダウンタウンの地下街とつながっている場所が多く、寒い冬でも外を歩かずに移動できるのが便利です。空港からダウンタウンへは、24時間運行の空港バス747番(C$11.25)で行けます。
AFTER ARRIVAL
到着後にやること6つ
- スマホを使えるようにする現地のSIMやeSIMに切り替えます。日本にSIMカードを送ってもらえるカナダの携帯会社PhoneBoxや、データ通信だけのeSIMNewSIM(クーポンコード「LALALA10」で10%オフ・1人5回まで)が使えます。くわしくはカナダの携帯・SIMカードをご覧ください。
- SIN(社会保険番号)を申請するカナダで働くときに必要な番号です。到着後、Service Canadaの窓口やオンラインで申請します。
- 銀行口座を開く給料は口座振込が基本です。作り方はカナダの銀行口座の作り方で紹介しています。
- 住む場所を決める最初の数週間はホームステイや短期滞在先に住み、内見してからシェアハウスを決めると失敗が少なくなります。
- 冬の服と靴を用意する12〜3月は氷点下の日が続き、雪も多く降ります。防寒のコートや滑りにくい靴は、現地で買うと気候に合ったものが見つかります。
- 簡単なフランス語のあいさつを覚える「Bonjour(こんにちは)」「Merci(ありがとう)」など、接客で使う言葉を覚えておくと、仕事探しでも日常生活でも役立ちます。

PLAN
語学学校から始めるワーホリのプラン
モントリオールでは、英語力に加えてフランス語が仕事の幅を左右します。そのため、最初の1〜3ヶ月を語学学校で過ごし、英語と生活に慣れてから仕事を探す人が多くいます。英語とフランス語の両方のコースがある学校を選べば、フランス語の基礎も一緒に学べます。
- 英語の接客に自信がない
- フランス語も少し学んでおきたい
- 最初に生活の基盤や友人をつくりたい
- ローカルの店で働けるようになりたい
- 日常会話や接客英語に慣れている
- フランス語を少し話せる
- 飲食店で働いた経験がある
- 貯金に余裕がなく早く働きたい
モントリオールの語学学校には、ILSCやBLI、ATPALなどがあり、授業料は直接申込で週C$319〜480が目安です(ラララ割引なら週C$265〜400)。学校ごとの特徴や学費はモントリオールの語学学校ランキングで比較できます。
モントリオールの語学学校選びや、学校とワーホリを組み合わせたプランの費用は、留学カウンセラーに無料で相談できます。費用の内訳もすべて開示し、他社のお見積りとの比較相談も歓迎です。
FAQ
モントリオールのワーホリのよくある質問
Q. フランス語が話せなくてもモントリオールでワーホリできますか?
できます。ダウンタウンの大学周辺や日本食レストラン、観光客の多いお店など、英語だけで働ける職場もあります。ただし接客の求人はバイリンガルを求めるものが多いため、簡単なフランス語を覚えておくと選べる仕事が増えます。
Q. モントリオールのワーホリでは時給はいくらですか?
ケベック州の最低時給は、2026年5月1日からC$16.60です。チップを受け取る仕事には別の最低時給があり、実際に受け取る額はチップを含めて上がることがあります。
Q. トロントやバンクーバーと比べて、モントリオールを選ぶ理由は?
家賃が安く、最低時給で働いても貯金を残しやすいことが一番の理由です。英語とフランス語の両方に触れられることや、ヨーロッパのような街並みで暮らせることも、モントリオールを選ぶ人が多いポイントです。
Q. 仕事が見つかるまでどれくらいかかりますか?
英語力やフランス語の有無、時期によりますが、数週間〜1〜2ヶ月ほどかかる人が多くいます。その間の生活費として、最低でも2ヶ月分(C$4,000ほど)は用意しておくと安心です。
Q. モントリオールの冬はどれくらい寒いですか?
1月の平均気温は−9.2℃で、雪も多く降ります。ダウンタウンは地下街と地下鉄の駅がつながっているので、外を歩かずに移動できる場所もあります。防寒のコートや手袋、滑りにくい靴は必須です。
まとめ
モントリオールは、家賃が安く、最低時給で働いても貯金を残しやすい街です。英語とフランス語の両方に触れながら、ヨーロッパのような街並みで暮らせるのも大きな魅力です。一方で、英語だけで働ける職場は限られるため、語学学校で英語を固めながら簡単なフランス語を身につけるなど、モントリオールならではの準備で充実したワーホリにしましょう。
モントリオールの語学学校選びや、学校とワーホリを組み合わせたプランの費用は、留学カウンセラーに無料で相談できます。費用の内訳もすべて開示し、他社のお見積りとの比較相談も歓迎です。
