
必要な貯金と1年の収支
最終更新日:2026年10月
Q. カナダのワーホリにはいくら必要?
出発前に用意したい貯金の目安は、学校に通わずすぐ働くなら約105万円、語学学校3ヶ月なら約178万円、6ヶ月なら約304万円です。語学学校3ヶ月+9ヶ月働く場合、1年間の支出は約410万円、働いた手取りが約240万円で、実際の負担は約170万円になります。ビザの申請費用はC$369.75(約4万円)、入国時にはC$2,500以上の資金が必要です。
※ 出発前に用意したい貯金(収入が入るまでに出ていくお金)の目安。バンクーバーでシェアハウスに住む場合で、1C$=約113円(2026年10月)で換算しています。
カナダのワーキングホリデーは、働いて収入を得られるのが大きな魅力です。ただ、仕事が見つかるまでの期間や語学学校に通う期間は収入がないため、出発前の貯金がいくら必要かは「どう過ごすか」で大きく変わります。この記事では、カナダ移民局(IRCC)の最新の申請費用、各州の最低賃金、ラララカナダで扱う語学学校の授業料をもとに、必要な貯金と1年間の収支を過ごし方別に計算しました。
渡航前にかかる初期費用
ビザの申請から出発までに支払う費用です。語学学校に通う場合は、授業料も出発前に支払うのが一般的です。

ビザ申請費用C$369.75
参加費C$184.75+オープンワークパーミット保有者費C$100+バイオメトリクス(指紋・写真の登録)C$85。申請はご本人がカナダ移民局のサイトで行います。

往復航空券C$1,400〜2,300
直行便でバンクーバーまで約9時間、トロントまで約12時間。夏休みと年末年始は高くなります。入国時に帰りの航空券(または購入できる資金)が必要です。

海外保険(1年)約C$2,300
滞在期間すべてをカバーする医療保険への加入が条件です。保険期間が短いと、就労許可の期間も保険の期間までに短くされることがあります。

語学学校(任意)週C$350前後
ワーホリでは最長6ヶ月まで学校に通えます。英語に自信がない人は、最初の3ヶ月ほど通ってから働く人が多いです。
入国時に必要な資金:C$2,500以上
入国審査では、到着後の生活費としてC$2,500以上の資金を持っていることを示す必要があります(銀行の残高証明など)。あわせて、帰りの航空券か、それを買える資金も必要です。条件は変わることがあるため、申請前にカナダ移民局(IRCC)の公式ページで確認してください。
必要な貯金はいくら?過ごし方別の目安
出発前に用意したいのは「収入が入るまでに出ていくお金」です。初期費用に、学校に通う期間と仕事が見つかるまでの期間の生活費を足して計算しました。
学校に通わずすぐ働く学校なし
約105万円
C$9,270
初期費用 C$4,670、生活費 C$4,600(2ヶ月)。仕事探しに2ヶ月かかる想定。英語に自信がある人向け。
語学学校3ヶ月+9ヶ月働く12週間
約178万円
C$15,770
初期費用 C$4,670、生活費 C$6,900(3ヶ月)、授業料 C$4,200。学校の期間中は収入なしで計算。学校に通いながらパートで働けば、貯金は少なくて済みます。
語学学校6ヶ月+6ヶ月働く24週間
約304万円
C$26,870
初期費用 C$4,670、生活費 C$13,800(6ヶ月)、授業料 C$8,400。学校に通える最長の期間。英語力を伸ばしてから、英語環境の仕事を狙う人向け。
入国時の資金の条件全員
C$2,500以上
約28万円
上の貯金とは別枠ではなく、入国の時点でこの金額以上が口座に残っていればOKです。学校なしのパターンでも、入国時の残高がC$2,500を下回らないように準備しましょう。
※ 生活費はバンクーバーでシェアハウスに住む場合の月C$2,300(家賃C$1,200・食費C$500・交通費C$130・通信費C$50・日用品や交際費C$420)。授業料はラララカナダで扱う語学学校の週C$350前後で計算した目安です。
1年間の収支|働いた分でどこまで取り戻せる?
ワーホリでは働いた収入があるので、1年間の負担は支出より小さくなります。BC州の最低時給(C$18.25)で週35時間働いた場合の手取りは、月C$2,350前後です。バンクーバーの生活費とほぼ同じなので、最低時給で働いている間は「生活費をまかなえる」程度と考えておくと計画が立てやすくなります。
1年間の収支の内訳を表で見る
| 項目 | 学校なし | 学校3ヶ月 | 学校6ヶ月 |
|---|---|---|---|
| ビザ申請費用 | C$370 | C$370 | C$370 |
| 往復航空券 | C$2,000 | C$2,000 | C$2,000 |
| 海外保険(1年) | C$2,300 | C$2,300 | C$2,300 |
| 語学学校の授業料 | C$0 | C$4,200 | C$8,400 |
| 生活費(12ヶ月) | C$27,600 | C$27,600 | C$27,600 |
| 支出合計 | C$32,270 約360万円 | C$36,470 約410万円 | C$40,670 約460万円 |
| 働く期間 | 10ヶ月 | 9ヶ月 | 6ヶ月 |
| 手取り | C$23,560 約270万円 | C$21,204 約240万円 | C$14,136 約160万円 |
| 差額 | −C$8,710 約100万円 | −C$15,266 約170万円 | −C$26,534 約300万円 |
※ 手取りはBC州の最低時給C$18.25×週35時間から、税金・年金・雇用保険の天引き(約15%)を引いた月C$2,356で計算。学校なしは仕事探しの2ヶ月を除く10ヶ月、学校ありは学校の後すぐ働き始める想定です。給与から天引きされた税金は、翌年のタックスリターンで一部が戻ることがあります。
差額を小さくするには、時給やチップの高い仕事に就くことが一番効きます。レストランやカフェの接客ではチップが入るため、最低時給の仕事でも月にC$300〜800ほど収入が増えることがあります。英語力が上がるほど選べる仕事が広がるので、語学学校で英語の基礎を固めてから働くのは「収入を上げるための投資」とも言えます。
仕事の探し方や時給、見つかるまでの流れ、レジュメと面接のコツはカナダのワーホリ仕事探しで詳しく解説しています。
毎月の生活費の内訳
バンクーバーでシェアハウスに住む場合の1ヶ月の目安です。家賃が生活費の半分以上を占めます。

家賃(シェアの1人部屋)月C$1,200前後
バンクーバー中心部はC$1,200〜1,700、郊外ならC$800前後から。光熱費込みの物件が多いです。最初の1〜2ヶ月はホームステイにして、現地で部屋を探す人が多いです。

食費月C$500前後
自炊中心の場合の目安。外食はランチでもC$20前後かかり、チップも必要です。日本食レストランで働くと、まかないで食費を抑えられることもあります。

交通費・通信費月C$180前後
バスと電車の月の定期代がC$130前後、携帯電話がC$50前後。職場が近い部屋を選ぶと交通費を抑えられます。

日用品・交際費月C$420前後
日用品、外食、週末の旅行など。最初の1ヶ月は、仕事用の服や生活用品をそろえる出費が多めです。
都市別の時給と家賃
最低時給は州ごとに違い、家賃は都市で大きく変わります。手取りと家賃のバランスで比べると、都市選びの参考になります。

バンクーバー
時給C$18.25(BC州)
手取り 月C$2,350前後/シェアの家賃 C$1,200〜1,700。日系の仕事も見つけやすい

トロント
時給C$17.95(オンタリオ州)
手取り 月C$2,310前後/シェアの家賃 C$1,100〜1,500。求人数はカナダ最多

モントリオール
時給C$16.60(ケベック州)
手取り 月C$2,140前後/シェアの家賃 C$900〜1,200。フランス語が必要な仕事も多い
※ 時給は各州の2026年の最低賃金(BC州C$18.25:6月〜、オンタリオ州C$17.95:10月〜、ケベック州C$16.60:5月〜)。アルバータ州(カルガリーなど)はC$15.00です。手取りは週35時間・天引き約15%で計算。家賃はシェアハウスの1人部屋の中心部の月額(Moving2Canadaの調査をもとにした目安)。
いつ、いくら払う?お金の流れ
- 招待状が届いたらビザの申請費用 C$369.75招待状(ITA)を受け取ってから期限内に申請し、参加費と就労許可の費用を払います。生体認証の登録費用(C$85)もこのときに払います。
- 許可が出たら航空券・保険・語学学校入国許可の通知(POE)が届いたら、航空券と1年分の保険を手配。語学学校に通う場合は、授業料もこの時期に支払います。
- 入国時C$2,500以上の資金を用意入国審査で資金の証明を求められることがあります。銀行の残高証明を手元に用意しておきます。
- 到着後最初の住まいと生活の立ち上げシェアハウスは入居時に家賃1ヶ月分前後の保証金がかかることが多いです。SIN(社会保険番号)と銀行口座をつくり、仕事探しを始めます。
- 働き始めて給料は2週間ごとが多いカナダの給料は2週間ごとの支払いが一般的です。働き始めても、最初の給料が入るまでは2〜4週間かかります。
ワーホリの費用を抑える6つの方法
抽選に当たらなかった場合・31歳以上の場合
カナダのワーホリは抽選制で、2026年シーズンの日本の枠(6,433人)はほぼ埋まり、10月中に締め切られます。2027年シーズンは、例年どおりなら冬から春にかけて受付が始まります。抽選に当たらなかった人や、31歳以上で年齢の条件から外れる人は、カレッジで学びながら有給のインターンシップができるCo-op留学という選択肢があります。費用はCo-op留学の費用で比べています。
よくある質問
Q. カナダのワーホリにはいくら必要ですか?
A. 出発前の貯金の目安は、学校に通わずすぐ働くなら約105万円、語学学校3ヶ月なら約178万円、6ヶ月なら約304万円です。都市や住まいによって変わります。
Q. ビザの申請費用はいくらですか?
A. C$369.75(約4万円)です。内訳は参加費C$184.75、オープンワークパーミット保有者費C$100、バイオメトリクス(生体認証)C$85です。
Q. 残高証明はいくら必要ですか?
A. 入国時にC$2,500以上の資金を持っていることを示す必要があります。あわせて帰りの航空券、またはそれを買える資金も必要です。
Q. ワーホリで貯金はできますか?
A. 最低時給で働く場合、手取りは生活費とほぼ同じくらいなので、大きく貯金するのは簡単ではありません。チップのある仕事や時給の高い仕事に就けると、貯金できる人もいます。
Q. 語学学校には通ったほうがいいですか?
A. 英語に自信がない場合は、最初の3ヶ月ほど通うのがおすすめです。英語力が上がると選べる仕事が広がり、時給やチップの面で取り戻しやすくなります。
Q. 保険には必ず入らないといけませんか?
A. はい。滞在期間すべてをカバーする医療保険への加入が条件で、入国時に証明書を求められます。保険期間が短いと、就労許可の期間も短くされることがあります。
Q. 31歳以上でも働きながら留学できますか?
A. ワーホリは申請時に30歳までですが、Co-op留学なら年齢の制限なく、カレッジで学びながら有給のインターンシップができます。
まとめ
カナダのワーホリで出発前に用意したい貯金は、学校なしで約105万円、語学学校3ヶ月で約178万円、6ヶ月で約304万円が目安です。働いた手取りは最低時給で月C$2,350前後と、生活費とほぼ同じ水準なので、「働いて全部取り戻す」より「準備資金で学校と仕事探しの期間を乗り切る」と考えて計画すると安心です。
ラララカナダでは、ワーホリで通う語学学校の選び方から、都市・期間に合わせた費用の見積もりまで無料でご相談いただけます。制度や仕事・都市の選び方はカナダのワーホリ完全ガイドで詳しく紹介しています。
監修:Shion Murakami
ラララカナダ 留学カウンセラー
カナダ留学のカウンセリング経験をもとに、最新の制度・費用情報を確認のうえ本記事を監修しています。(最終更新:2026年10月)