
Q. カナダの治安はいい?世界平和度指数2025では163カ国中15位と、世界的に見て治安のよい国です。ただし人口あたりの犯罪件数は日本の約9.6倍で、スリ・置き引き・車上荒らしなどへの対策は欠かせません。
Q. 治安のよい都市は?カナダ統計局の犯罪深刻度指数(2025年)では、主要都市でオタワ(50.6)・トロント(55.0)が低く、バンクーバー(83.5)は全国平均(75.0)より高めです。
「カナダは治安がよい」と言われますが、都市やエリアによって状況は大きく違います。この記事では、カナダ統計局と外務省・在カナダ日本国大使館の最新情報をもとに、カナダの治安レベル、都市別のランキング、注意したいエリア、留学生に多いトラブルと対策までをまとめて解説します。
LEVEL
カナダの治安レベル|世界・日本との比較
カナダは国全体で見れば治安のよい国で、銃犯罪もアメリカに比べて大幅に少なくなっています。一方で、置き引きや車上荒らし、住宅への侵入などの身近な犯罪は日本より多く、「日本と同じ感覚」で過ごすのは危険です。全国の犯罪深刻度指数は2025年に前年より5%下がり、改善傾向にあります。
出典:Global Peace Index 2025(Institute for Economics & Peace)、在カナダ日本国大使館「安全の手引き」2026年版、カナダ統計局(Statistics Canada)。
RANKING
都市別の治安ランキング|犯罪深刻度指数2025
主要都市の犯罪深刻度指数(CSI・2025年)
数字が小さいほど犯罪が少なく、深刻度も低いことを示します。
出典:カナダ統計局「Police-reported crime, 2025」(2026年7月22日発表)。都市圏(CMA)ごとの数値。犯罪深刻度指数は、犯罪の件数に加えて重さ(刑罰の重さ)を反映した指標です。
留学生に人気の都市では、オタワ・トロント・モントリオール・カルガリーは全国平均より低く、バンクーバー・ビクトリアは全国平均前後〜やや高めです。ただし同じ都市の中でも、エリアと時間帯による差の方が大きいため、次の都市別の注意点もあわせて確認しましょう。
CITY
都市別の治安と注意エリア

ダウンタウンの中心部は人通りが多く比較的安全。注意エリア:北西部のジェーン&フィンチ周辺、ダンダス通り東側〜シャーボーン駅周辺(モスパーク)、アラン・ガーデンズ周辺は夜の一人歩きを避けましょう。

学校が集まるダウンタウンは昼間はにぎやか。注意エリア:イースト・ヘイスティングス通り周辺(ダウンタウン・イーストサイド)は薬物問題が深刻で、昼間でも近づかないのが基本。チャイナタウン・ギャスタウンの東側、夜のグランビル通りも注意。

旧市街や大学周辺は観光客・学生が多いエリア。注意エリア:ベリ・UQAM駅周辺、サン・ローラン通りとサント・カトリーヌ通り東側の夜。地下鉄駅でのスリにも注意。

主要都市の中で最も犯罪深刻度指数が低い首都。注意エリア:バイワードマーケット周辺(キング・エドワード通りとマレー通り付近)では、声をかけられるなどのトラブルが報告されています。
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留学生に多いトラブル8つと対策
LAW
知っておきたいカナダの法律|大麻・お酒
カナダでは2018年から大麻が合法化され、店舗でも販売されています。しかし日本の法律には国外での行為も処罰できる規定があり、海外で大麻を使用した場合でも、帰国後に日本の法律で処罰される可能性があります。勧められても断りましょう。
| 大麻・お酒の年齢制限 | |
|---|---|
| 多くの州(BC・オンタリオなど) | 19歳以上 |
| アルバータ・マニトバ・ケベック | お酒は18歳以上(ケベックの大麻は21歳以上) |
| 公共の場での飲酒 | 多くの地域で禁止。公園や路上で飲むと罰金の対象 |
※ 年齢や規制は州・地域によって異なり、変更されることがあります。
EMERGENCY
トラブルにあったときの連絡先
- まず安全な場所へ移動する強盗にあったら抵抗せず、身の安全を最優先に。危険がなくなってから911に連絡します。
- 警察に届けて受理番号を控える盗難は警察に届け、担当者の名前と受理番号(ケース番号)を控えます。保険の請求に必要です。
- カードを止め、学校とエージェントに連絡クレジットカード会社に連絡して利用を止め、学校のスタッフや留学エージェントに状況を伝えます。
- パスポートの紛失は大使館・総領事館へトロント(416-363-7038)、バンクーバー、モントリオール、カルガリーにも日本の総領事館があります。
CHECK
カナダで安全に過ごすためのチェックリスト
- 住む場所は学校と治安の両方で選ぶ家賃の安さだけで選ばず、夜に帰る道の明るさや人通りも確認しましょう。
- 夜の移動は人通りの多い道か配車アプリで夜遅くの一人歩きは避け、バスや電車の駅周辺では特に注意します。
- スマホと財布は外から見えないようにテーブルに置かない、後ろのポケットに入れないを習慣にしましょう。
- 「在留届」や「たびレジ」に登録する3ヶ月以上滞在するなら在留届、短期ならたびレジに登録すると、安全情報がメールで届きます。
- 海外保険に入っておく盗難や病気・ケガに備え、留学期間をすべてカバーする保険に加入しておきましょう。
FAQ
カナダの治安のよくある質問
Q. カナダの治安はいいですか?
世界平和度指数2025では163カ国中15位と、世界的に見て治安のよい国です。ただし人口あたりの犯罪件数は日本の約9.6倍で、スリや置き引き、車上荒らしなどには注意が必要です。
Q. カナダで治安のよい都市はどこですか?
カナダ統計局の犯罪深刻度指数(2025年)では、主要都市ではオタワ(50.6)、トロント(55.0)、ケベックシティ(55.0)が低くなっています。
Q. バンクーバーの治安は悪いですか?
都市全体の犯罪深刻度指数は83.5と全国平均(75.0)より高めです。特にイースト・ヘイスティングス通り周辺は薬物問題が深刻なため、近づかないようにしましょう。
Q. トロントで危険なエリアはどこですか?
ジェーン&フィンチ周辺、ダンダス通り東側〜シャーボーン駅周辺、アラン・ガーデンズ周辺などは、夜の一人歩きを避けるのが基本です。
Q. カナダで大麻を使っても大丈夫ですか?
カナダでは合法ですが、日本の法律には国外での行為も処罰できる規定があり、帰国後に処罰される可能性があります。使用しないようにしましょう。
まとめ
カナダは世界的に見て治安のよい国ですが、犯罪の件数は日本よりずっと多く、都市やエリアによる差も大きくあります。都市を選ぶ段階でデータを確認し、住む場所や夜の移動、貴重品の管理に気をつければ、安心して留学生活を楽しめます。
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