
Q. カナダの大学院の学費は?授業を中心に学ぶコース型の修士は総額C$2.5万〜7万(約275万〜785万円)、研究型の修士は年C$1万〜3.2万(約112万〜354万円)と幅があります。MBAは総額C$5.5万〜14万(約615万〜1,560万円)です。
Q. 入学条件は?英語力はIELTS 6.5〜7.0(TOEFL iBT 86〜93)が目安です。成績は大学の最終学年や3〜4年次でB+前後が求められ、MBAではGMATやGREのスコアも必要になります。
カナダの大学院は、1年ほどで修了できるコース型の修士から、研究を中心に学ぶ修士・博士、実務経験者向けのMBAまで種類がそろっています。トロント大学やUBC、マギル大学などの名門校が多い一方、プログラムによって学費の差が大きいのも特徴です。この記事では、大学院の種類と期間、入学条件、主要大学の学費一覧、MBAの費用、総額の目安と選び方までをまとめて解説します。
カナダの大学院の特徴
カナダの大学院(Graduate School)は、大きくコース型(Course-based)と研究型(Thesis-based)に分かれます。同じ「修士」でも、授業と最終プロジェクトで修了するか、指導教員のもとで研究し論文を書くかで、期間も学費も大きく変わります。研究型は留学生の授業料が比較的低く設定されている大学が多く、トロント大学・ウェスタン大学・クイーンズ大学などでは、留学生の博士課程の授業料が国内学生とほぼ同じ水準です。

PROGRAMS
大学院のコースの種類と期間
MEng(工学修士)やMaster of Managementなど、授業と最終プロジェクトで修了するプログラム。2〜4学期(8〜16ヶ月)が多く、短期間で学位を取りたい社会人に人気です。授業料は高めです。
MA・MSc・MAScなど、指導教員のもとで研究し、修士論文を書いて口頭審査を受けるプログラム。授業料は比較的安く、研究助手の給与や奨学金が出ることもあります。
ビジネスの実務経験者向けの経営学修士。1年制から、インターンシップを含む20ヶ月のプログラムまであります。GMAT・GREと職務経験が求められ、学費は最も高くなります。
研究者を目指す課程で、修士号を取ってから進むのが一般的です。大学によっては留学生の授業料が国内学生とほぼ同じで、研究資金の支援を受けながら学ぶ学生も多くいます。
ADMISSION
大学院の入学条件|IELTS・GPA・書類
| 大学 | IELTS | TOEFL iBT | 成績(GPA)の目安 |
|---|---|---|---|
| トロント大学 | 7.0各6.5以上 | 93W・S各22以上 | 最終学年などでB(中位)以上 |
| UBC | 6.5各6.0以上 | 90各技能の基準あり | 3・4年次でB+(76%)以上 |
| マギル大学 | 6.5以上 | 86各20以上 | プログラムごとに設定 |
※ 各大学の大学院(School of Graduate Studies など)の公式ページの基準です(2026年10月時点)。プログラムによっては、これより高い点数が求められます。
英語力と成績のほかに、出願では一般に次の書類が求められます。
- 大学の成績証明書と卒業(見込み)証明書
- 推薦状(2〜3通。大学の教員や職場の上司など)
- 志望動機書(Statement of Purpose)
- 履歴書(CV)
- 研究型の場合は研究計画書や、指導教員との事前のやり取り
- MBAの場合はGMATまたはGREのスコア、職務経験
MBAのGMAT・GREは、マギル大学(Desautels)のように免除なしで必須の学校もあれば、UBC(Sauder)のように成績や職務経験の条件を満たせば免除を申請できる学校、トロント大学(Rotman)のようにCFAレベルIIなどの資格で代えられる学校もあります。
TUITION
大学別の学費一覧|コース型と研究型

コース型の修士は、プログラムごとに授業料が決まっていることが多く、総額で比べるのが分かりやすいです。
| 大学・プログラム | 授業料(留学生) |
|---|---|
| トロント大学MEng(工学修士)・2025-26 | 年C$70,730約785万円 |
| ヨーク大学Master of Management・3学期 | 総額C$69,354約770万円 |
| UBCMaster of Engineering Leadership | 年C$68,072約756万円 |
| サイモンフレーザー大学MSc Big Data・4学期 | 総額 約C$55,425約615万円 |
| ウォータールー大学MEng・3学期 | 総額 約C$52,200約579万円 |
| ダルハウジー大学コース型修士(工学・理学) | 年 約C$35,988約399万円 |
| クイーンズ大学MEng・3学期 | 総額C$29,963約333万円 |
| アルバータ大学コース型修士・30単位の場合 | 総額 約C$24,790約275万円 |
研究型の修士は、留学生の授業料が年C$1万〜3万台の大学が多く、コース型より大幅に安くなります。
| 大学 | 研究型修士の授業料(年・留学生) |
|---|---|
| トロント大学2025-26 | C$31,870約354万円 |
| ウォータールー大学 | 約C$23,088約256万円 |
| マギル大学 | C$21,349約237万円 |
| ダルハウジー大学 | 約C$19,382約215万円 |
| クイーンズ大学 | C$12,927約143万円 |
| アルバータ大学 | C$10,519約117万円 |
| UBC | 約C$10,082約112万円 |
※ 各大学の公式の授業料表(記載のないものは2026-27年度、トロント大学は2025-26年度)。学期ごと・単位ごとの料金は、学期数・単位数をかけた目安です。学生会費や保険料などは別にかかります。円換算はC$1=111円で計算しています。
MBA
カナダのMBAの学費を比較

トロント・ロンドン(オンタリオ州)・モントリオールの名門校はC$10万を超える一方、1年制のプログラムや西部の大学はC$5万〜7万台に収まります。期間が短いほど生活費も少なくてすむため、総額で比べることが大切です。
TOTAL
大学院留学の総額の目安
- 授業料(ウォータールーMEng)
- 約C$52,200
- 生活費 ×1年
- C$23,448
- 授業料(UBC)×2年
- 約C$20,164
- 生活費 ×2年
- C$46,896
- 授業料(UBC Sauder)
- C$112,758
- 生活費 ×16ヶ月
- 約C$31,264
※ 生活費はカナダ政府が示す1人あたりの目安(年C$23,448)で計算しています。バンクーバーやトロントでは家賃が高く、実際にはこれより多くかかることがあります。このほか、航空券・保険・教科書代などがかかります。
POINT
大学院の選び方4つのポイント
早く学位を取ってキャリアに生かすならコース型、研究を深めたい・博士課程も考えているなら研究型が向いています。
授業料が年額か総額か、何学期分かで金額の見え方が変わります。生活費を含めた総額で比べましょう。
IELTSの点数やGPAが足りない場合は、大学付属の英語コースや準備コースから進む方法もあります。早めに今の点数との差を確認しましょう。
トロント・バンクーバーは家賃が高く、アルバータ州や大西洋側の州は生活費を抑えやすい傾向があります。
SCHEDULE
出願から入学までのスケジュール
- 1年半〜1年前:大学・プログラムを選ぶ入学条件、授業料、出願の締切を調べ、志望校を絞ります。研究型は指導してほしい教員の研究内容も確認します。
- 1年前まで:英語試験・GMATを受けるIELTSやTOEFL、MBAならGMAT・GREのスコアをそろえます。目標点に届くまで複数回受けることも考えておきましょう。
- 9月入学なら前年の秋〜冬:出願する9月入学の締切は、前年の12月〜翌年2月ごろに設定されていることが多くあります。推薦状は早めに依頼しましょう。
- 春ごろ:合格・入学手続き合格したら入学金(デポジット)を払い、住まいや渡航の準備を進めます。

大学院選びや出願準備、英語の点数が足りないときの進学ルートは、留学カウンセラーに無料で相談できます。費用の内訳もすべて開示し、他社のお見積りとの比較相談も歓迎です。
FAQ
カナダの大学院留学のよくある質問
Q. カナダの大学院の学費はいくらですか?
コース型の修士は総額C$2.5万〜7万(約275万〜785万円)、研究型の修士は年C$1万〜3.2万(約112万〜354万円)、MBAは総額C$5.5万〜14万(約615万〜1,560万円)が目安です。大学とプログラムによって大きく変わります。
Q. カナダの修士は1年で取れますか?
コース型の修士なら、2〜3学期(8ヶ月〜1年)で修了できるプログラムがあります。研究型の修士は2年ほどかかるのが一般的です。
Q. 大学院に必要なIELTSの点数は?
トロント大学は7.0(各6.5以上)、UBCは6.5(各6.0以上)、マギル大学は6.5以上が基準です。人気のプログラムでは、これより高い点数が求められることもあります。
Q. 研究型の修士は学費が安いのですか?
多くの大学で、研究型は留学生の授業料がコース型より低く設定されています。UBCやアルバータ大学では年C$1万前後です。研究助手の給与や奨学金を受けられる場合もあります。
Q. MBAにGMATは必要ですか?
多くのビジネススクールでGMATまたはGREが必要です。マギル大学のように免除のない学校もあれば、UBCやトロント大学のように、成績・職務経験・資格によって免除や代わりの資格が認められる学校もあります。
まとめ
カナダの大学院は、1年ほどで修了できるコース型の修士、授業料を抑えて学べる研究型の修士、実務経験者向けのMBAなど、目的に合わせて選べます。学費はプログラムによって数倍の差があるため、期間と生活費を含めた総額で比べ、入学条件との差を早めに確認しておくことが成功のポイントです。

大学院選びや出願準備、英語の点数が足りないときの進学ルートは、留学カウンセラーに無料で相談できます。費用の内訳もすべて開示し、他社のお見積りとの比較相談も歓迎です。