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カナダの大学院留学ガイド|修士・MBAの学費と入学条件(IELTS・GPA)【2026年】

トロント大学の歴史ある校舎
2026年版カナダの大学院留学ガイド修士・MBAの種類、入学条件、大学別の学費と総額
この記事の要点

Q. カナダの大学院の学費は?授業を中心に学ぶコース型の修士は総額C$2.5万〜7万(約275万〜785万円)、研究型の修士は年C$1万〜3.2万(約112万〜354万円)と幅があります。MBAは総額C$5.5万〜14万(約615万〜1,560万円)です。

Q. 入学条件は?英語力はIELTS 6.5〜7.0(TOEFL iBT 86〜93)が目安です。成績は大学の最終学年や3〜4年次でB+前後が求められ、MBAではGMATやGREのスコアも必要になります。

カナダの大学院は、1年ほどで修了できるコース型の修士から、研究を中心に学ぶ修士・博士、実務経験者向けのMBAまで種類がそろっています。トロント大学やUBC、マギル大学などの名門校が多い一方、プログラムによって学費の差が大きいのも特徴です。この記事では、大学院の種類と期間、入学条件、主要大学の学費一覧、MBAの費用、総額の目安と選び方までをまとめて解説します。

OVERVIEW

カナダの大学院の特徴

修士の期間1〜2年コース型は8〜16ヶ月が多い
研究型修士の授業料年C$1万〜3.2万約112万〜354万円
MBAの総額C$5.5万〜14万約615万〜1,560万円
英語力の目安IELTS 6.5〜7.0各セクションの最低点もあり

カナダの大学院(Graduate School)は、大きくコース型(Course-based)と研究型(Thesis-based)に分かれます。同じ「修士」でも、授業と最終プロジェクトで修了するか、指導教員のもとで研究し論文を書くかで、期間も学費も大きく変わります。研究型は留学生の授業料が比較的低く設定されている大学が多く、トロント大学・ウェスタン大学・クイーンズ大学などでは、留学生の博士課程の授業料が国内学生とほぼ同じ水準です。

大学図書館の閲覧室

PROGRAMS

大学院のコースの種類と期間

1コース型の修士(1年〜1年半)

MEng(工学修士)やMaster of Managementなど、授業と最終プロジェクトで修了するプログラム。2〜4学期(8〜16ヶ月)が多く、短期間で学位を取りたい社会人に人気です。授業料は高めです。

2研究型の修士(約2年)

MA・MSc・MAScなど、指導教員のもとで研究し、修士論文を書いて口頭審査を受けるプログラム。授業料は比較的安く、研究助手の給与や奨学金が出ることもあります。

3MBA(12〜20ヶ月)

ビジネスの実務経験者向けの経営学修士。1年制から、インターンシップを含む20ヶ月のプログラムまであります。GMAT・GREと職務経験が求められ、学費は最も高くなります。

4博士課程(PhD)

研究者を目指す課程で、修士号を取ってから進むのが一般的です。大学によっては留学生の授業料が国内学生とほぼ同じで、研究資金の支援を受けながら学ぶ学生も多くいます。

ADMISSION

大学院の入学条件|IELTS・GPA・書類

大学IELTSTOEFL iBT成績(GPA)の目安
トロント大学7.0各6.5以上93W・S各22以上最終学年などでB(中位)以上
UBC6.5各6.0以上90各技能の基準あり3・4年次でB+(76%)以上
マギル大学6.5以上86各20以上プログラムごとに設定

※ 各大学の大学院(School of Graduate Studies など)の公式ページの基準です(2026年10月時点)。プログラムによっては、これより高い点数が求められます。

英語力と成績のほかに、出願では一般に次の書類が求められます。

  • 大学の成績証明書と卒業(見込み)証明書
  • 推薦状(2〜3通。大学の教員や職場の上司など)
  • 志望動機書(Statement of Purpose)
  • 履歴書(CV)
  • 研究型の場合は研究計画書や、指導教員との事前のやり取り
  • MBAの場合はGMATまたはGREのスコア、職務経験

MBAのGMAT・GREは、マギル大学(Desautels)のように免除なしで必須の学校もあれば、UBC(Sauder)のように成績や職務経験の条件を満たせば免除を申請できる学校、トロント大学(Rotman)のようにCFAレベルIIなどの資格で代えられる学校もあります。

TUITION

大学別の学費一覧|コース型と研究型

マギル大学の石造りの校舎

コース型の修士は、プログラムごとに授業料が決まっていることが多く、総額で比べるのが分かりやすいです。

大学・プログラム授業料(留学生)
トロント大学MEng(工学修士)・2025-26年C$70,730約785万円
ヨーク大学Master of Management・3学期総額C$69,354約770万円
UBCMaster of Engineering Leadership年C$68,072約756万円
サイモンフレーザー大学MSc Big Data・4学期総額 約C$55,425約615万円
ウォータールー大学MEng・3学期総額 約C$52,200約579万円
ダルハウジー大学コース型修士(工学・理学)年 約C$35,988約399万円
クイーンズ大学MEng・3学期総額C$29,963約333万円
アルバータ大学コース型修士・30単位の場合総額 約C$24,790約275万円

研究型の修士は、留学生の授業料が年C$1万〜3万台の大学が多く、コース型より大幅に安くなります。

大学研究型修士の授業料(年・留学生)
トロント大学2025-26C$31,870約354万円
ウォータールー大学約C$23,088約256万円
マギル大学C$21,349約237万円
ダルハウジー大学約C$19,382約215万円
クイーンズ大学C$12,927約143万円
アルバータ大学C$10,519約117万円
UBC約C$10,082約112万円

※ 各大学の公式の授業料表(記載のないものは2026-27年度、トロント大学は2025-26年度)。学期ごと・単位ごとの料金は、学期数・単位数をかけた目安です。学生会費や保険料などは別にかかります。円換算はC$1=111円で計算しています。

MBA

カナダのMBAの学費を比較

MBAの授業料の総額(留学生)

トロント大学(Rotman)・20ヶ月約C$140,520
ウェスタン大学(Ivey)C$136,310
ヨーク大学(Schulich)・16〜20ヶ月約C$124,019
UBC(Sauder)・16ヶ月C$112,758
クイーンズ大学(Smith)・12ヶ月C$110,000
マギル大学(Desautels)C$108,500
マクマスター大学(DeGroote)C$107,300
サイモンフレーザー大学(Beedie)・12ヶ月C$71,871〜
オタワ大学(Telfer)約C$68,000
アルバータ大学約C$55,440

各ビジネススクールの公式サイトの、2026〜2027年入学の留学生向けの授業料。Rotmanは年額C$70,260(2025-26)×2年で計算しています。

ディスカッション形式の大学院の授業

トロント・ロンドン(オンタリオ州)・モントリオールの名門校はC$10万を超える一方、1年制のプログラムや西部の大学はC$5万〜7万台に収まります。期間が短いほど生活費も少なくてすむため、総額で比べることが大切です。

TOTAL

大学院留学の総額の目安

コース型修士(1年)約C$7.6万約840万円
授業料(ウォータールーMEng)
約C$52,200
生活費 ×1年
C$23,448
研究型修士(2年)約C$6.7万約744万円
授業料(UBC)×2年
約C$20,164
生活費 ×2年
C$46,896
MBA(16ヶ月)約C$14.4万約1,599万円
授業料(UBC Sauder)
C$112,758
生活費 ×16ヶ月
約C$31,264

※ 生活費はカナダ政府が示す1人あたりの目安(年C$23,448)で計算しています。バンクーバーやトロントでは家賃が高く、実際にはこれより多くかかることがあります。このほか、航空券・保険・教科書代などがかかります。

POINT

大学院の選び方4つのポイント

1コース型か研究型か

早く学位を取ってキャリアに生かすならコース型、研究を深めたい・博士課程も考えているなら研究型が向いています。

2総額と期間

授業料が年額か総額か、何学期分かで金額の見え方が変わります。生活費を含めた総額で比べましょう。

3入学条件との差

IELTSの点数やGPAが足りない場合は、大学付属の英語コースや準備コースから進む方法もあります。早めに今の点数との差を確認しましょう。

4都市と生活環境

トロント・バンクーバーは家賃が高く、アルバータ州や大西洋側の州は生活費を抑えやすい傾向があります。

SCHEDULE

出願から入学までのスケジュール

  1. 1年半〜1年前:大学・プログラムを選ぶ入学条件、授業料、出願の締切を調べ、志望校を絞ります。研究型は指導してほしい教員の研究内容も確認します。
  2. 1年前まで:英語試験・GMATを受けるIELTSやTOEFL、MBAならGMAT・GREのスコアをそろえます。目標点に届くまで複数回受けることも考えておきましょう。
  3. 9月入学なら前年の秋〜冬:出願する9月入学の締切は、前年の12月〜翌年2月ごろに設定されていることが多くあります。推薦状は早めに依頼しましょう。
  4. 春ごろ:合格・入学手続き合格したら入学金(デポジット)を払い、住まいや渡航の準備を進めます。
大学院の研究室で実験する学生

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FAQ

カナダの大学院留学のよくある質問

Q. カナダの大学院の学費はいくらですか?

コース型の修士は総額C$2.5万〜7万(約275万〜785万円)、研究型の修士は年C$1万〜3.2万(約112万〜354万円)、MBAは総額C$5.5万〜14万(約615万〜1,560万円)が目安です。大学とプログラムによって大きく変わります。

Q. カナダの修士は1年で取れますか?

コース型の修士なら、2〜3学期(8ヶ月〜1年)で修了できるプログラムがあります。研究型の修士は2年ほどかかるのが一般的です。

Q. 大学院に必要なIELTSの点数は?

トロント大学は7.0(各6.5以上)、UBCは6.5(各6.0以上)、マギル大学は6.5以上が基準です。人気のプログラムでは、これより高い点数が求められることもあります。

Q. 研究型の修士は学費が安いのですか?

多くの大学で、研究型は留学生の授業料がコース型より低く設定されています。UBCやアルバータ大学では年C$1万前後です。研究助手の給与や奨学金を受けられる場合もあります。

Q. MBAにGMATは必要ですか?

多くのビジネススクールでGMATまたはGREが必要です。マギル大学のように免除のない学校もあれば、UBCやトロント大学のように、成績・職務経験・資格によって免除や代わりの資格が認められる学校もあります。

まとめ

カナダの大学院は、1年ほどで修了できるコース型の修士、授業料を抑えて学べる研究型の修士、実務経験者向けのMBAなど、目的に合わせて選べます。学費はプログラムによって数倍の差があるため、期間と生活費を含めた総額で比べ、入学条件との差を早めに確認しておくことが成功のポイントです。

卒業式で帽子を投げる学生

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